日本HP、19型ワイド液晶とPCで79,800円の格安セットを販売。

2006/05/14 17:26 Written by コ○助

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量販店などの店頭で販売されるパソコンよりも、メーカーのホームページから直接購入できるパソコンのほうが価格が安いのは皆さんもご存知のとおり。製品の評価には賛否が分かれるものの、そうした直販系のメーカーで圧倒的な認知度を誇るのは、なんと言ってもデルなりよね。デルはMM総研が発表した「2005年国内パソコン出荷概要」によると、直販メーカーの中でトップシェアなのはもちろん、すべてのパソコンメーカーを含めたパソコン市場全体で見てもNEC、富士通に次ぐ3位と、いまやソニーや東芝よりも大きなシェアを誇るまでに成長しているなりよ。「直販メーカーのパソコンは安い」という、かつてはパソコンに詳しい人の間でしか定着していなかった常識が、初心者層にも認知されつつあることが、このシェアに現れていると言えそうなり。

さて、躍進続くデルに次ぎ、直販メーカーの中で2番手のシェアを誇るのがヒューレット・パッカード。米国のパソコン市場ではデルとヒューレット・パッカードが激しいトップシェア争いを繰り広げているほど、米国では高い評価を得ているメーカーなりが、日本ではヒューレット・パッカードはデルに大きく水を空けられているのが現状なりよ。直販メーカーに限ればデルの後ろに付けた2番手なりが、パソコン市場全体から見れば6番手。ソニーや東芝の壁を打ち破ることがなかなかできずにいるなりね。

ただ、以前からAmazon.co.jpなどを通じて販売されている格安のノートパソコンを中心に、徐々にヒューレット・パッカードのブランドも認知されてきており、一部ではデルを凌ぐ人気が出てきている機種もあるほど。現在はまだ法人向けのパソコン販売に力が注がれている印象なりが、今後個人向けのパソコンにもリソースを投入していくことができれば、デルに迫る可能性は十分にありそうなりよ。最近はマウスコンピュータなどの直販系新興メーカーの追い上げも目を見張るものがあるなりが、まだまだ営業力やブランド認知度の面ではヒューレット・パッカードのほうに分があるだけに、ほかのメーカーが頭角を現す前にデルに肉薄しておきたいところなりね。

そんなヒューレット・パッカードが、興味深いキャンペーンを展開しているなり。それは19型ワイド液晶とデスクトップパソコンのセットを79,800円で販売するというもの。まずはキャンペーンの対象となる製品の概要を簡単にまとめておくなりね。

[HP business Desktop dx5150/CTシリーズ キャンペーン]
・パソコンの基本構成は次のとおり。CPUはAMD Sempron 3000+(1.80GHz)、メモリは256MB、HDDは80GB、DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ、OSはWindows XP Home Edition。
・これにアイ・オー・データ機器の1,440×900ドット表示対応19型ワイド液晶「LCD-AD191XS」をセット。
・セット価格は79,800円。
・液晶モニタを1,366×768ドット表示対応の32型ワイド液晶に変更すると149,940円。
・パソコンのCPUやメモリ、HDDはカスタマイズ可能。

本体に付属するアイ・オー・データ機器の19型ワイド液晶は、5月31日に発売される「LCD-AD191X」シリーズと同等のもの。Amazon.co.jpでは44,113円で予約販売されているので、事実上、最小構成のパソコン本体価格は35,687円程度となるなりね。スペックは決して最新のモノではないなりが、通常使用の範囲では十分なパフォーマンスを発揮してくれるレベル。かなり安い製品なのは間違いないなり。ちなみに19型ワイド液晶をグレードアップさせて32型ワイド液晶に変更した場合。セットになるアイ・オー・データ機器の「32V型ハイビジョン対応液晶テレビ FTV-321H」はAmazon.co.jpでは129,800円で販売されているので、パソコン本体は20,140円で手に入ることになるなりよ。これは安いなりね……。

できるだけ大きな液晶で、かつ利便性の高いパソコンが欲しい。そんなニーズにしっかり応えてくれそうな「HP business Desktop dx5150/CTシリーズ キャンペーン」。検討の余地はありそうなりよ。新しいパソコンの購入を考えている人は、ぜひ選択肢に加えてみてくださいませ。

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