その昔、コ○助が小学校に上がるか上がらないかの頃。おもちゃ屋に並ぶ魅惑的な商品に、コ○助の目は釘付けになっていたなりよ。それは「ゴールドライタン」。当時、テレビで放送されていた「ライターがロボットに変形する」という設定の大人気アニメのキャラクター商品だったなりが、これが欲しくて欲しくて仕方がなかったなりね。恐らく、子どもが持つことを決して許されないライターがベースになっている(※火は付かないなりが)ことが、子どものハートをガッチリと掴む要素だったのだと思うなり。毎日にようにおもちゃ屋に通っては羨望の眼差しで眺めていたものなりが、残念ながら当時は親に買ってもらうことができず。「欲しい」と思う気持ちも、いつの日か自然に消滅していってしまったなり。そしてしばらくするとブームも終焉を迎えることに。
それから時を経ること15年余り。大学生になったコ○助は貧乏旅行で香港に立ち寄った際に、尖沙咀の雑居ビルにあった雑貨屋さんで「ゴールドライタン」と再会することになるなりよ。異国の地で、思いがけず遭遇した「ゴールドライタン」。後に分かったことなりが、どうやら「ゴールドライタン」は香港でも大人気で、キャラクター商品もかなり販売されていたようなり。コ○助が香港で出会った「ゴールドライタン」の価格は1000香港ドル(約1万5000円)くらいだったので、プレミアが付いた状態で販売されていたなりね。子どもの頃に手にすることができなかった無念を晴らすチャンスが到来したわけなりが、残念ながらこの時は貧乏旅行。おもちゃに1000香港ドルも払う余裕はなく、またしても手に入れることができなかったなりよ。ほとほとコ○助は「ゴールドライタン」に縁がなかったなりね(笑)。
そんな香港での無念から、気が付けばもう10年近くが経過。この間に「ゴールドライタン」に出会うことはなかったので、たまに思い出しては「もう二度と出会うことはないだろう」とうっすらと思っていたなりが、なんと7月に復刻版を発売することがバンダイから発表されたなりよ。近年、玩具界隈は復刻版が人気を集めているなりが、「ゴールドライタン」の復刻は全く頭になかっただけに、こんなに嬉しいことはないなりね。
それでは復活する「ゴールドライタン」の商品概要を簡単にまとめておくなり。
[超合金魂ゴールドライタン]
・1981年当時のデザインを踏襲。
・ライター形態からロボット形態への変形を完全再現。
・クリスタルカットモールドで再現されたボディを18金メッキでコート。
・全国の玩具店、百貨店・量販店のおもちゃ売り場で販売。
・販売目標は5万個。
・発売日は2006年7月。
・価格は6300円。
・復活記念として「復刻版ゴールドライタン6体セット」も限定販売(28500円。限定受注生産)。
あぁ、この懐かしいフォルム。この立ち姿。かつて欲しくて欲しくて仕方がなかった子どもの頃の思いが蘇ってくると共に、当時の自分の記憶が浮かび上がってくるなりよ(笑)。今回の販売はコ○助にとって、まさに三度目の正直。これが「ゴールドライタン」を手に入れる最後のチャンスになるかもしれないと思ったら、6体セットを買わなければならないような気がしてきたなり。買えない価格ではないなりが、おもちゃにしては少し高いのがネックなりが……。
きっと「ゴールドライタン」に思い入れのある人は多いはず。皆さんもぜひ復活する「ゴールドライタン」をチェックしてくださいませ。
☆「ゴールドライタン」とは
「ゴールドライタン」は1981年に放送されたアニメ「黄金戦士ゴールドライタン」のこと。ロボットたちがライター形態からロボット形態に変身する画期的な作品として大人気に。また日本発のキャラクターとしてアジアでもアニメが放映され、人気となった。