ヨークシャーのパブに女性の幽霊? 警察官も怪現象目撃。

2006/04/30 20:46 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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イギリスといえば、日本と同じように幽霊話が沢山ある国。以前 Narinari.com でも、かのヘンリー8世が使用していたことで有名な宮殿、ハンプトン・コートで幽霊が監視カメラに捕らえられた……という話題をお伝えしたことがあります。その他にもロンドン塔に出没するというアン・ブーリンの幽霊(彼女は先のヘンリー8世のお妃でしたが、姦通剤の罪で断頭の刑にあう)など、いろいろな幽霊がロンドンを徘徊しているといわれています。

さてそんなイギリスの北部、ヨークシャー州ダーフィールドにある "Low Valley Arms” というパブで、最近女性の幽霊が現れて大騒ぎになったとか。ここでパブを経営するロジャー・フロガットさんと妻のキャスリンさんは、1年ほど前からこのパブの階上に居をかまえました。引越しした当初からすでに隣人から「このパブには何人かの幽霊が出るんだ」ということは聞いていたのですが、これといった怪現象も体験することなく今まで商売を続けていたのです。

ところがある朝、突然鳴り出した火災警報に飛び起きた2人。フロガットさんは何事かと様子を見にパブまで下りて行きますと、なんと女性トイレに白いガウンを着た女性が……。しかもその女性には顔が半分しかなく、生きている人間ではありえない状態。幽霊だとしか説明がつきません。目撃したフロガットさんもさすがに震え上がりました。

その後、通報で駆けつけた警察官が飛び込んできた時にはすでにその女性の姿がなく、かといってトイレにあった小さな窓から逃げられるワケもなく……。

しかし警察官がトイレを調べている間、突然トイレが勝手に流れはじめてあたりは水浸しに。この説明のつかない現象に彼らも首をひねるしかありませんでした。しかも後日また警報機が鳴ったかと思うと、今度はパブに設置されたテレビのスイッチが勝手に付けられていたそうです。……なんなんだ(汗)。

しかし今回の幽霊騒動。フロガットさんのみでなく警察官も怪現象を目撃したとして、その信憑性が高さが話題を呼び、全英でニュースとして伝えられました。その結果、この小さな町のパブは一躍有名になってしまい、なんと事件以来パブを訪れる人々が増えて、商売大繁盛なんだそうです。意外と幽霊も人助けのつもりで今回の騒動を引き起こしたのかもしれませんね。

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