入来祐作投手が薬物規定に違反、50試合の出場停止に。

2006/04/29 12:23 Written by コ○助

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まだ巨人に在籍していた入来祐作投手がメジャー移籍を球団に直訴したのは2003年オフのこと。代理人交渉を通じて頑なにポスティングシステムによるメジャー移籍を訴える入来投手に対し、そもそも代理人交渉自体を認めていなかった巨人は、その要求を一蹴。それだけにとどまらず、井出竜也外野手との「懲罰」トレードで日本ハムに放出されてしまい、入来投手は涙ながらに北海道へと向かったと伝えられているなりよ。

ただ、メジャーへの夢を捨てきれない入来投手は、日本ハムと契約を結ぶ際に「2年後にメジャー移籍を希望すればポスティングにかける」との条項を盛り込んでいたと言われており、その契約の通りに2年の「お勤め」を終え、昨年オフにポスティングシステムでのメジャー移籍を宣言。でも、残念ながらこのときは入札する球団が現れず、またしてもメジャーへの夢は潰えたかに見えたなりが、日本ハムの温情措置により自由契約となり、その後代理人を通してメッツと1年契約での入団が決定、開幕メジャー入りを目指すことになったなりね。

オープン戦ではメジャーのオープン戦に登板する機会を与えられたなりが、思うように制球が定まらず、開幕はメッツ傘下の3Aノーフォークで迎えることに。ノーフォークでは主に先発としてそれなりの結果を残していたなりが、4月18日にはメジャー昇格の目安となるメッツの40人枠からも外れ、事実上の戦力外通告を受けていたなり。これにより入来投手がメジャーでプレーする可能性は限りなく低くなってしまったなりが、その後もノーフォークにとどまってプレーすることを希望し、チャンスを手にするためにひたむきに試合に臨んでいたなりね。

ところが、思いも寄らぬ事態が入来投手を襲うことになったなり。メジャーの薬物規定に抵触したとの理由で50試合の出場停止処分を受けてしまったなりよ。どのような薬物が使用されたのか、その詳細は明らかにされていないなりが、薬物(ドーピング)には厳しい態度で対処しているメジャーだけに、入来投手にとっては現在置かれている立場と合わせて考えると、選手生命を左右しかねない大きな問題と言えそうなり。

入来投手の代理人によると、本人は「禁止薬物を使用した覚えはなく、なぜ陽性反応が出たのか分からない」(スポーツ報知)と当惑している様子。日常的に日本と米国で購入した栄養補助食品を摂取しているようで、これが薬物規定に抵触した可能性もあるようなりよ。本当にほかに筋肉増強剤などの薬物を使用していないならば情状酌量の余地もあるなりが、過去のメジャーの薬物違反例を見ても、仮に入来投手が異議を唱えたところで処分が覆る可能性はほとんど無いとの見方が強いようなり。

50試合もの出場停止だと、期間にしたら2か月強。入来投手はこの間、チームには帯同せずに自主練習する予定だというなりが、紆余曲折を経てようやく見えてきたメジャーの舞台が、またしても遠のいてしまったなりね。残念なり。

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