木村拓哉主演の大ヒットドラマ「HERO」が5年ぶりに復活。

2006/04/28 10:44 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


1990年代から現在に至るまで、フジテレビ系の「月9」ブランドがほかのドラマ枠とは違う地位を保つことができているのは、賛否や好き嫌いはあれど木村拓哉の功績も大きいなりよね。1991年の「東京ラブストーリー」や「101回目のプロポーズ」、1993年の「ひとつ屋根の下」などのビッグヒット作品のあと、一時低迷しかけていた「月9」に再び輝きを与えたのは、1996年に木村拓哉と山口智子の共演で爆発的な人気を呼んだ「ロングバケーション」。平均視聴率は29.6%、最終回には36.7%の視聴率を記録するなど、「月9」ブランドを復権させると共に、「キムタク=視聴率の取れる役者」の構図を確立したターニングポイント的な作品だったとも言えるなり。

その後、木村拓哉は「月9」に立て続けに出演。1997年には松たか子と共演した「ラブジェネレーション」(平均視聴率30.8%)、2001年に「HERO」(平均視聴率34.3%)、2002年に「空から降る一億の星」(平均視聴率22.3%)、2004年に「プライド」(平均視聴率25.1%)、2005年に「エンジン」(平均視聴率22.4%)と、出演作は軒並み高視聴率を記録しているなりよ。近年はかつてほどの驚くような視聴率は取れなくなっているなりが、これは連続ドラマ全体が地盤沈下を起こしていることも要因のひとつなので、ドラマ不況の中でも20%以上の視聴率をキープし続けることができるのは、今なお「キムタク」が存在感を発揮し続けているからにほかならないなりね。(※「月9」以外では1997年に出演した「ギフト」が平均視聴率18.2%と低めの視聴率だったこともアリ)

そんな木村拓哉の代表作のひとつにして、フジテレビの連続ドラマ史上1位に視聴率、かつ民放ドラマ史上初の全11話30%超えを達成した「HERO」が、5年ぶりに単発ドラマとして復活することになったなりよ。木村拓哉演じる型破りの検事、久利生(くりゅう)公平が久しぶりに帰ってくるなりね。連続ドラマとして、ではないのが少し残念ではあるなりが、あれだけの豪華キャスト(松たか子、大塚寧々、阿部寛、勝村政信、小日向文世、八嶋智人、角野卓造、児玉清ら)を再び結集させるのは至難の業。単発ドラマでも復活すること自体を素直に喜びたいところなり。

復活する「HERO」は7月上旬に放送される予定なりが、オリジナルのキャストはそのまま続投。さらに中井貴一、堤真一、綾瀬はるからの参加が決定し、さらに豪華な陣容で制作されることになったなりよ。今回の単発ドラマ化についてフジテレビは「善悪がはっきりしない今だからこそ、このドラマを復活させるべきだと思った」(サンケイスポーツより)とその理由を説明しているなり。

普通に考えればもともとファンの多かった作品だけに、復活した「HERO」は高視聴率を記録するはず。ひょっとすると、その後は「古畑任三郎」や「踊る大捜査線」のような展開が待ち受けているかもしれないなりね。どのように復活するのか、期待したいところなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.