「笑点」司会の三遊亭円楽が勇退、桂歌丸が5代目に正式就任。

2006/04/22 15:18 Written by コ○助

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1983年から22年間に渡り、「笑点」をけん引してきた三遊亭円楽。今の若い世代が子どもの頃から「顔役」として親しまれてきたこともあり、「笑点=円楽」という強いイメージを抱いている人も少なくないなりよね。でも、昨年10月に脳梗塞に倒れたため、現在はずっと番組をお休みしている状態。先に病に倒れた林家こん平ともども、長期に渡る番組離脱で「笑点」は大きな転換期を迎えつつあるなりよ。

幸い三遊亭円楽の脳梗塞は軽度のもので、今年の元日に放送された「大笑点 大喜利スペシャル!! スーパーアイドル&(秘)お笑いタレント&笑点メンバーが笑いのために今ひとつになる!?」の最後に少しだけ出演、テレビに仮復帰していたなりね。ただ、この番組では視聴者に向けて簡単な挨拶をしただけだったなりが、かつての元気な三遊亭円楽の面影はなく、まだまだ復帰には時間がかかりそうな雰囲気を漂わせていたなりよ。

3月には「笑点」の収録に復帰したなりが、三遊亭円楽自身はまだ体調が万全ではないことに加え、自分が休業中も「笑点」は高視聴率を記録していたことから、次第に「引退」を口にするようになっていたなりよ。また、「笑点」が今年の5月で放送40周年の大きな節目を迎えることから、これを自身の区切りにしようと考えているとも伝えられていたなりね。

そしてついに、正式に勇退することが明らかになったなりよ。番組を放送する日本テレビは体調の回復を待って引き続き司会を務めてもらいたい意向だったなりが、本人の意思は固く、日本テレビとしても慰留を断念せざるを得なかったようなり。「笑点」で三遊亭円楽の姿が見られるのは、5月14日に放送される特別番組「笑点40周年だよ! スペシャル」になる模様。同時に、林家こん平も引退する方向で調整が続けられているようなりよ。

後任の司会には、三遊亭円楽が倒れたあとに大喜利の司会代役を務めてきた桂歌丸が起用されるなり。かつて三遊亭円楽も出演者→司会という道を歩んできただけに、桂歌丸にその地位を禅譲するのは妥当な流れ。下手に新しい人間を引っ張ってくるよりは、長年「笑点」で親しまれてきた桂歌丸を起用するのは当然なりよね。桂歌丸は司会専任になるため、大喜利での活躍が見られなくなるのは残念なりが、きっとあのキャラクターなら名司会ぶりを発揮してくれるのでは。

「笑点」の第1回放送から現在に至るまで出演していたのは三遊亭円楽、林家こん平、桂歌丸の3人だけ。そのうち2人の引退は寂しい限りなりが、いつかは世代交代の時期が訪れるもの。新メンバーの加入による新陳代謝で、これからの「笑点」がさらに盛り上がると、前向きに期待したいところなり。

☆「笑点」の歴代司会者
1966年〜 立川談志
1969年〜 前田武彦
1970年〜 三波伸介
1983年〜 三遊亭円楽
2006年〜 桂歌丸
※1982年に三波伸介が急死したため、一度だけ愛川欽也が司会を務めたことも。

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