液晶テレビのブランドではダントツの認知度を誇るシャープの「AQUOS」。古くから自他共に認める「液晶のシャープ」の冠は伊達ではなく、「AQUOS」の高い品質は多くのユーザーを満足させているなりよね。コ○助も「AQUOS」の液晶テレビを所有しているなりが、その映りの良さ、色の美しさに大満足。品質が良いからと言って、決して高いわけでもなく、そのあたりのバランスが絶妙なのがシャープの素敵なところなり。

そんなシャープはWindowsが登場するずっと以前、「X-1」や「X68000」の頃からパソコンメーカーとしてもおなじみなりが、近年パソコン分野では液晶技術を活かせるノートパソコンを中心に事業展開していたなりよ。でも、いまやデスクトップも液晶全盛の時代。昨年末に久しぶりのデスクトップパソコンとして、「AVセンターパソコン」と銘打った「Mebius TX」を発表。実売価格が34万9800円と高額だったためにヒットするような製品ではなかったなりが、26型ワイドの迫力ある液晶を付属させたあたり、「液晶のシャープここにあり」という存在感を見せ付けてくれたなりね。シャープの今後のデスクトップパソコンに期待が持てる製品だったなりが、今年の夏モデルとして、ついにブランド刷新を含めた大きな新製品発表が行われたなり。

発表されたのは「インターネットAQUOS」。従来のパソコンのブランド「Mebius」をやめ、パソコン分野も認知度の高い「AQUOS」ブランドに集約させることになったなりね。そのため、スタンス的には「パソコンに大型の液晶が付属する」のではなく、「大型の液晶にパソコンの機能が搭載されている」。これまでもパソコンメーカー各社がリビングルームを狙ったパソコンを投入してきたなりが、決して成功しているとは言い難いだけに、「インターネットAQUOS」が家庭のリビングルームを制することができるか、注目されるなりよ。

それでは発表された「インターネットAQUOS」のスペックや特徴をまとめておくなりね。

・パソコン部はHDD容量が500GBと250GBの2モデル。
・液晶部は37V型ワイドと32V型ワイドの2モデル。
・パソコン部と液晶部の組み合わせにより4種類がラインアップ。
・テレビ番組を見るようにネットを楽しめる「チャンネルUI」機能を搭載。
・リモコンでネットやブロードバンド放送を簡単操作。
・テレビもパソコンも高画質を実現する｢ブラックASV液晶パネル｣を搭載。
・上位モデルは地上・BS・110度CSデジタルチューナーを搭載（下位は地上のみ）。
・2層DVD±R対応スーパーマルチドライブを搭載。
・価格は35万円〜55万円前後。5月下旬発売予定。

液晶がかなり大きいこともあって、価格もかなり高め。でも、「大型テレビ＋HDDレコーダー＋パソコン」だと思えば、そうそう割高というわけではないなりよ。「どうせシャープの液晶を買うのだから……」と、「インターネットAQUOS」をチョイスする人も多くなるかもしれないなりね。

大型テレビの購入を検討している人は、ぜひ「インターネットAQUOS」も候補に入れてくださいませ。