マクドナルドが新事業方針「値上げ」「24時間」「新メニュー」。

2006/04/20 10:33 Written by コ○助

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100円の商品などを揃える「新バリュー戦略」や蛯原友里をイメージキャラクターに起用した「えびフィレオ」の成功によって、長きに渡った低迷状態を脱したマクドナルド。モスバーガーやロッテリアなど、ほかのハンバーガーチェーンの業績が低迷する中、積極的な施策によって客足を呼び戻すことに成功しているなりが、さらなる攻勢をかけるべく、今後の新たな事業方針と新メニューが発表されたなりよ。

事業方針の大きな柱となるのは「セットメニューの値上げ」と「営業時間の24時間化」。前者は5月から主力の「バリューセット」(500〜580円)を値上げするもので、上げ幅は平均数十円程度。それほど大きな値上げというわけではないなりが、価格変動に敏感なマクドナルドの顧客がアレルギー反応を示さないか、やや心配なところではあるなり。マクドナルドとしては、「新バリュー戦略」の成功で客足は伸びたものの、1人あたりの客単価が下落しているため、これを立て直すのが今回の値上げの狙いなりね。

後者はこれまで取り込むことができなかった顧客を開拓するのが狙い。5月頃からドライブスルー店や深夜の通行量が多い繁華街などにある約200店舗を対象に24時間営業の実験を始め、費用対効果が認められれば、順次全国に拡大していく計画なりよ。業種は違えど、24時間営業が当たり前のコンビニに顧客が流れる傾向が強まっているため、マクドナルドとしてはこの状況を看過することができなくなってきたなりね。最近は24時間営業のファストフードは決して珍しいものではないなりが、いよいよ巨人・マクドナルドも参戦なり。

こうした事業方針に加えて、新たなメニューも発表されたなりよ。5月13日から発売されるのは、5種類の商品群からなる「サラダマック」。サラダメニューの「サラダディッシュ『グリルチキン』」と「サラダディッシュ『クリスプチキン』」、ハンバーガーメニューの「トマト グリルチキンサンド」と「グリルチキンサンド」、4種のベリーソースをかけた新デザート「ミックスベリーヨーグルト」の計5種類なり。これまで「チキンタツタ」や「チキンフィレオ」といった揚げ物系のチキンメニューはあったなりが、焼き物系のチキンメニューは初投入となるなりね。ローカロリーの商品なので、女性を中心に人気を呼びそうなり。

値上げには否定的な意見も多そうなりが、着実に「変わろう」という意思が見えるマクドナルド。元アップル・コンピュータ社長の原田泳幸氏が日本マクドナルドホールディングスの社長に就任してから2年が経つなりが、順調に経営改革は進んでいるようなり。

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