格安の製品や一風変わった製品で知られるメーカー、エバーグリーンが7日に発表した「999円のMP3プレーヤー」が話題なり。アップル・コンピュータの「iPod」が圧倒的な強さを誇っているとはいえ、デジタルオーディオプレーヤーは国内外の多数のメーカーが参入する、かなり競争の激しい分野。そこにエバーグリーンは「価格のインパクト」だけ……といっても過言ではないような、999円のMP3プレーヤーを投入してきたなりよ。これまでも「格安」を謳うデジタルオーディオプレーヤーはいくつも存在していたなりが、さすがに999円は破壊的。「乱暴に扱っても良さそうだから欲しい」「車や会社などに置いておくために欲しい」など、これまでデジタルオーディオを聞く環境がなかった場所で活用したいと考える人が多いようなりよ。
現在のところエバーグリーンが運営する「上海問屋」でのみの販売となっているなりが、初回出荷分はすでに完売しているほどの人気ぶり。999円ならば、どのようなシーンで活用するかは後で考えるとして、とりあえず購入してみようという気にさせてくれるなりよね。では、実際にMP3プレーヤーとしての使い心地はいかほどのものなのか。ITmediaにレビューが出ていたので、少し見ておくことにするなりね。
「ポータブルオーディオとしてはやや大柄だが、手にした時の感触は悪くない」
「再生できるファイルはMP3のみ(CBR/VBR対応、対応ビットレートは32Kbps〜320Kbps)で、WMAやAACなどは転送しても認識されない」
「ファイルはドラッグ&ドロップでも転送でき、別途、転送ソフトを用意する必要はない」
「肝心の音質だが、付属のネックストラップ型ヘッドフォンを組み合わせた場合、お世辞にも良好とは言えない」
「999円でUBSケーブルやネックストラップ型ヘッドフォン、乾電池といったアクセサリまでも付属するのだから、コストパフォーマンスは抜群といえる」
純粋にMP3プレーヤーとしての評価を下せば、「ファイル管理がイマイチ」「音質がイマイチ」と、「それなり」の評価しかできない製品のようなりが、999円という価格はそれを補って余りある魅力を持っているとレビューはまとめているなりよ。「999円ならすべて許せる気がする」と表現しているなりが、確かに目くじらを立てて怒る価格ではないなりよね(笑)。
試しにMP3プレーヤーを使ってみたい、サブのMP3プレーヤーが欲しい、誰かにMP3プレーヤーをプレゼントしたいなどなど、さまざまなニーズに応えてくれそうな「999円のMP3プレーヤー」。気になる人はぜひチェックしてみてくださいなり。