ハーツクライがドバイ国際競走で優勝、次走は欧州遠征へ。

2006/03/26 13:46 Written by コ○助

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無敗の三冠馬として昨年の競馬界の話題を独り占めにしていたディープインパクトに初めて土を付けた馬、ハーツクライ。2004年の日本ダービー2着、2005年の宝塚記念2着、ジャパンカップ2着と、大舞台で好走しながらも常に「シルバーコレクター」ぶりを発揮していたなりが、昨年末の有馬記念では大本命のディープインパクトを破って、見事にG1タイトルをモノにしたなりね。もともと実力があるのは誰もが知るところだったなりが、「グランプリホース」という称号を得て、今年さらなる飛躍が期待されているなりよ。

そんなハーツクライが有馬記念の次のレース、今年の初戦として照準を合わせたのがアラブ首長国連邦のドバイで開催された国際競争のG1「ドバイシーマクラシック」。ドバイは競馬の盛んな地で、毎年3月に「ドバイミーティング」と称し、一日のうちに国際G1が4レース、国際G2が2レース、アラブ首長国連邦のG1が1レースが行われる「競馬の祭典」が恒例行事となっているなりよ。その中で、芝2400メートルの「長中距離最強馬」を決めるレースが「ドバイシーマクラシック」。まだG1に昇格する前、G2時代の2001年に日本から参戦したステイゴールドが優勝したことでも知られているなりが、今年はハーツクライが「長中距離最強馬」を目指して参戦していたなりね。

そして、25日に14頭立てで「ドバイシーマクラシック」が行われたなりが、ジャパンカップや有馬記念でコンビを組んだクリストフ・ルメール騎手の手綱さばきが光り、ハーツクライは1コーナーで先頭に立つとそのまま2400メートルを逃げ切り。2着に4馬身1/4差をつける圧勝劇で、見事に国際G1を制覇したなりね。海外に遠征することは決定しているものの、まだ日本から飛び出していないライバル、ディープインパクトに先駆けての快挙を成し遂げたなり。

この快挙にハーツクライの鞍上のルメール騎手は「凄くリラックスしてコンディションも良かった。有馬記念から3カ月。さらに強くなっていた。残り1000メートルで後続のプレッシャーがあったけど、それから凄く伸びてくれた」(サンケイスポーツより)とコメント。ハーツクライを管理する橋口調教師も「自信がなかったらドバイに来てないよ。有馬も充実していたが、もっと強くなるね」(同)とさらに自信を深めたようなり。

「ドバイシーマクラシック」の勝利を手みやげに、次は7月にイギリスで開催される伝統のG1「キングジョージ6世&ダイヤモンドDS」への参戦を表明。「世界的名馬」に向けて、競馬の本場・欧州での大暴れに期待するとともに、ディープインパクトとの欧州対決が実現するのを楽しみにしたいなり。

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