マイクロソフトの「Origami」、正体は小型Windows XPマシンか。

2006/03/02 21:25 Written by コ○助

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2月27日に「マイクロソフトが開発コード『Origami』という名の『iPod』対抗機を準備している」と報じられたのをきっかけに、ネットでは「いったい『Origami』とは何なのか」を巡って熱い議論が繰り広げられているなりよ。この手の憶測を楽しむ風潮はアップル・コンピュータのファンコミュニティでは珍しいものではないなりが、マイクロソフトの新製品を巡って盛り上がりを見せているのは、少し珍しいケースと言えるかもしれないなりね。

最初の報道で明らかになった「Origami」の姿は、「iPodに対抗する携帯音楽プレーヤー」の要素と、それに加えてより広範な機能を有したデバイス。分かるような、分からないような製品なりが、徐々に「関係筋」から明かされている情報では、どうやら「タブレットPC」のようなペン入力にも対応したデバイスになる様子なりね。そこから連想されるのはPDAのようなものなりが、どうやらそれとも違うようで、マイクロソフトは全く新しいカテゴリの製品に挑もうとしているなりよ。

ITmediaによると、「Origami」の正体は「Windows XPを走らせるペーパーバックサイズのコンピュータの最初のバージョン」。つまり、小型のWindows XPパソコンのことだというなりね。マイクロソフトの手がけるPDAならば「Windows Mobile」を採用するのが筋なりが、あえてWindows XPを搭載した「タブレットPC」タイプの小型パソコンを投入する、というのが「Origami」プロジェクトの正体のようなりよ。そして、「さまざまなコンピュータメーカーが製造し、500〜1000ドルで販売される」とも伝えているなりね。

「タブレットPC」は素晴らしい技術ながら、発売された製品はいずれもノートパソコンと同等のスペックながら、価格が数万円割高ということ、また、「タブレットPC」ならではの利点をなかなかアピールすることができなかったことなどから、今ではすっかり忘れ去られそうになっている状況。コ○助は量販店に行くと必ず「タブレットPC」の展示コーナーに行って触るなりが、本当に惜しい、実に惜しい製品なりね。ペンの入力方法やタブレットの仕組みは秀逸なのに、如何せん用途が見出せないなりよ(笑)。ずっと欲しいなぁ、と思いつつも購入に二の足を踏んでしまうのは、そこら辺の問題が大きいからなりね。

でも、もし「Origami」が「タブレットPC」の延長線上にある、小型のWindows XPマシンというのであれば話は別。価格も500〜1000ドルと比較的購入しやすいゾーンに設定されるようなので、製品を見た瞬間に脳天に稲妻が落ちるかもしれないなり(笑)。「タブレットPC」で培った技術を活かした、PDAに近い小型のWindows XPマシン。しかもそこには「iPodに対抗する携帯音楽プレーヤー」という要素も加わってくる。何やら魅力溢れる製品のニオイがするじゃないなりか。

マイクロソフトは「Origami」の発表を「3月9日」と公表しているので、今は新しい情報が出てくるのをグッと待つのみ。予告サイトでは「常に持ち歩ける」ことをアピールするようなムービーが流れるなりが、果たして「Origami」はどのようなカタチで姿を現すのか。発表が楽しみなりね。

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