人気急上昇のカーリング、始めるのにいくらかかる?

2006/02/27 08:54 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


先ほど閉幕したトリノ冬季五輪でメダルを取れなかった日本代表選手団に批判が集まるなか、突如として人気が高まってきたカーリング。五輪と日本代表の小野寺歩、林弓枝両選手らをモデルにした映画「シムソンズ」(佐藤祐市監督)による知名度の上昇で、この奥深い競技を「やってみたい!」と思った人も多いはず。でも、特殊な用具を使うカーリングを始めるにあたって初期投資にいくらかかるかが不安なところ。そんな疑問に、エキサイトが答えてくれているのだ。

まず、カーリングに使う道具は、ストーン、ブラシ、グローブ、シューズなどが挙げられるのだけれど、発祥地のスコットランドで採れる石しか公式には認められないというストーンは、1セット(16個)で130万〜165万円もするうえに保管が難しく、個人で持つことは不可能に近いようなのだ。まあ、カーリング専用リンクに行けばレンタルされているし、無理して個人で持つ必要はないみたい。運ぶの重そうだし。で、それ以降の3つがあれば競技を始められるようなのだ。

その3つの価格は専門商社のスポーティング・カナダによると、ゴシゴシこすってストーンの軌道を変えるブラシは5500〜8500円、グローブは3800〜4000円、片足ですい〜っと滑るシューズは2万9800円となっているのだ。ブラシは思ったほど高くないけれど、シューズの2万9800円にはビックリ。うーん、高い。このスタートグッズをそろえるので3万9100〜4万2300円かかることになるのだ。ブラシはトイレにあるデッキブラシじゃダメなのかなあ。

そして競技できる場所は、東京カーリングクラブ(TCC)によると、東京都新宿区にある明治神宮スケートセンターと東京都東大和市にある東大和スケートセンターでスクールを実施しているそうなのだ。残念ながら現時点でスクールは締め切られたようだけど、9月以降の告知はこれからとのこと。秋までモチベーションが続きそうな人にはチャンスなのだ。また、山梨県南都留郡にあるスポーティング・カナダ運営の専用リンク「山中湖メイプルカーリングクラブ(YMCC)」では体験コースを設置しており、こちらは7月まで参加者を随時募集しているので、遠くに行ってもカーリングをやってみたい!という人はぜひ。で、TCCのスクール参加費は2000円、YMCCの体験コース参加費は1000円。こうなると、初期投資に4万100〜4万4300円もかかってしまうことになるのだ。

と、ここまでがエキサイトに掲載されていた内容なのだけれど、TCCの公式サイトによると、スクールに参加する際に用意するものは運動しやすい服装とテニスシューズなどの靴底がゴムのもののみ。参加費の2000円を払えばブラシや靴底に付けるスライダーは貸与してくれるそうなのだ。さらに、スクールを2、3回受講すると次回から会員に混じって練習試合に参加できるのだけど、その際も費用は2000円のみ。もちろん用具も貸してくれるので、ある程度までは交通費+2000円でカーリングができちゃうのだ。その先も続けたかったらお金を出して用具をそろえればよいのだけれど、正会員になるには年会費3万円(大学生は2万円、中高生は1万円)かかるので要注意。ちなみに、ぼくの友人の弟は一昨年に会員になり、競技人口が少ないこともあっていきなり全国大会に出場できたそうなのだ。

もっと手軽に愉しみたいという人は、体育館などでできるカローリングがおすすめ。なんでも日本発祥で、1993年に名古屋で誕生したのだそう。これなら寒いのが苦手な人でもカーリングの雰囲気を味わうことができるのだ。

カーリングは「氷上のチェス」といわれるほど知的で奥深い競技なので、やってみればハマる人が続出するかも。一気に競技人口が増えたりして。ぼくも秋から挑戦してみようかな。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.