「PSP」の主な利用場所アンケート、「自宅」が9割以上に。

2006/02/18 12:23 Written by コ○助

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年末あたりから、ゲーム界隈は好調続く「ニンテンドーDS」の話題一色。ヒット作連発、品切れ店続出、新機種発表と、矢継ぎ早に目を引く話題が次々と現れているなりよね。そのせいもあって一般の新聞がこぞって「ニンテンドーDS」の話題を取り上げるなど、もはや携帯ゲーム機の「勝ち組」としての座を盤石にしつつある……ようにも見えるなり。でも、最近はほとんどパッとする話題がないとはいえ、発売開始当初にはライバルと目されていた「PSP」の存在も忘れてはならないなりよ。というわけで、久しぶりに「PSP」の話題をひとつ。

PlayStation.comで「PSP」に関するアンケート調査が行われたなりが、この結果が今の「PSP」が置かれている状況を如実に表した結果となっているなりね。興味深い内容なので、どのような結果なのか少し見ておくことにするなり。

・「PSP」の主な利用場所(複数回答可)は、2位以下に圧倒的な大差を付けて「自宅」がトップ。男女ともに90%を超える。
・「電車やバスの中」は30%前後、「屋外」は10%前後、「友人・知人宅」は10%以下。

カテゴリ的には「PSP」は携帯ゲーム機に分類されるなりが、SCEの思惑とは裏腹に、実際に利用されているシーンはほとんどが「自宅」なりね。複数回答のため、正確には「自宅でも」というところだと思うなりが、それでも外に持ち出している人の割合がちょっと低いようにも感じるなり。携帯ゲーム機としては本体がやや大きめということはあるにしても、もう少し携帯ゲーム機らしい数字が欲しいなりねぇ。まあ「ニンテンドーDS」も同種の調査をすれば、ひょっとしたら同じような結果になるのかもしれないなりが。

この調査に加えて、「PSP」で利用するコンテンツの利用時間比率についても数字が出ているなりよ。

・「PSP」の利用時間比率は「ゲーム」が68%。以下「メモリースティックに保存した音楽」が10%、「メモリースティックに保存した動画」が9%。
・「インターネットブラウザでのWEB閲覧」「UMD VIDEやUMD MUSIC」「メモリースティックに保存した静止画」はいずれも10%を下回る。

「ニンテンドーDS」に比べて「高機能」と言われている「PSP」なりが、その機能をフルに活かしているユーザーはまだまだ少ないのが現状。特に「PSP」の発売前にソニーグループが意気込んでいた「UMD」に関しては、「タイトルが出揃わない」「価格がDVDのほうが安い」などの理由もあり、普及には時間がかかりそうな気配なりね。このあたりが純粋なゲーム機として出発している「ニンテンドーDS」との差異化の「肝」でもあるだけに、大きな課題のひとつと言えそうなりよ。

勢いづく「ニンテンドーDS」にこれ以上の差を付けられないためにも、「PSP」の魅力を存分に引き出すコンテンツやソフトの開発に期待したいものなり。

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