米フロリダの体育教師、わいろで生徒のサボりを黙認。

2006/02/17 11:15 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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今でこそ運動が大好きなウォール真木ですが、実はつい最近までは恐ろしいほどの運動オンチだったのです。元々なまけ者の性格でさらに子供の頃に病弱だったことも手伝って、体育の時間は本当に気の重い存在でした。ズル休みを含めてサボった体育の授業は数知れず。小中高と受け持ちだった先生、ゴメンナサイ。

まあそれでも体を動かすのが大の苦手という人はどこにでもいるもので。フロリダ州のとある中学校でも、生徒の何人かはウォール真木のように体育の時間が大嫌いだったりしたのです。普通ならそんなやる気のない生徒たちを叱咤したり励ましたりして、体を動かす喜びを教えるのが体育教師の役目。ところがつい最近までこの学校で教えていたテレンス・ブラックストン教師は、逆に生徒からわいろを受け取ることでサボりを黙認していたというのです。

なんでもブラックストン教員は6人の生徒から1日1ドルのわいろで、彼らを授業から免除していたそう。これは昨年の9月の新学期から始まり、数ヶ月続いたとか。しかし生徒の1人が親にこれを話し、さらにその親が学校側に通達してこの「裏取引」が発覚。ブラックストン教員は懲戒免職となりました。今現在判っているだけで数百ドルの金額が生徒から彼の手に渡ったという話ですが、しかし警察の捜査によると彼へお金を支払った生徒数はもっと多く、わいろの総額も2,000ドル近くになるのではといわれています。当局は今後、この元教員を贈収賄の罪で起訴する方針だとか。

授業をサボろうとする生徒は確かによくありませんが、そんな彼らを利用してとんでもない金儲けをしてしまう教師ってのも、とほほな存在ですねぇ。

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