ドイツの神父、懺悔室で信者から凶器を手渡される。

2006/02/15 13:04 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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懺悔の部屋。この言葉を聞いてウォール真木の世代だと、どうしても昔なつかし「オレたちひょうきん族」を思い出してしまうのは仕方のないことでしょうか。ブッチー武者なるタレントさんがイエス・キリストに扮して十字架に張りつけられた部屋があります。そこに番組でNGを出したスタッフや出演者が登場して、自分の失敗を懺悔して許しをこうという設定なのですが、神様がマル・バツのジェスチャーで運命を決めます。反省が足りないと水を頭からぶっかけられ、許してもらえると紙ふぶきが舞うんでしたよね、たしか。

おっとっと。話がしょっぱなからハズれましたが、懺悔室ですよ。この部屋は通常ついたてのあるふたつの小部屋からなっており、片方に懺悔をする者、もう片方に神父様が座ります。ついたてには小さな窓がありますが、これには網模様の仕切りが組み込んであり、お互いに顔をあわせないようになっています。たぶんお互いの声がよく通るように取り付けてあるんでしょうね。ちなみに懺悔は「匿名」が基本。たとえ声やしぐさで誰だか判っても、聞き手はあえてそれを追求してはいけません。さらに懺悔の聞いた神父は、いかなる自体でもその内容を他人に教えることはありません。たとえそれが犯罪に対する大切な証言だったとしても、です。

さてドイツ、ミュンヘン近くのカトリック教会でのこと。深刻な顔をした男性が現れて「過ちを告白したい」と言うのです。神父様が懺悔室に入り話を聞いていたところ、最後に男性が何か箱に入った品物を彼に渡しました。開けてビックリ、なんとそこにはマシンガンと手榴弾が……。ひょぇぇえええ(汗)!

しかし男性が一体これを何に使い、さらになぜに神父様に手渡す気になったのでしょうか。もちろんその真意は謎のまま。なぜならその神父様は凶器だけはきちんと警察に届け出たものの、神の教えに従い男性が告白した罪の内容、そしてその男性の身元は明かさずじまいだったからです。

なにはともあれ、驚いたであろう神父様。お疲れ様でした。


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