「スケバン刑事」に19年ぶり新作、松浦亜弥が4代目を襲名。

2006/02/06 15:43 Written by コ○助

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まだ日本がバブル前夜だった1980年代の中盤、青少年を熱狂の渦に巻き込んだ「伝説的」な番組があったなり。その名は「スケバン刑事」。ヨーヨーを武器に、悪と戦うセーラー服の美少女が主人公のドラマだったなりが、初代の斉藤由貴、2代目の南野陽子、3代目の浅香唯はいずれもこのドラマをきっかけに大ブレイクしたなりよ。当時を知らない、今の若い人に言わせれば「なんだそれ」的なタイトルと内容なりが、まさに一世を風靡した作品と言っても過言ではないなりね。

そんな「スケバン刑事」が、19年ぶりに帰ってくるというなり。しかも松浦亜弥の主演で、「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」として映画化されることが決まったなりね。これまで「スケバン刑事」を演じてきた3人も人気アイドルだったことを考えれば、今のコテコテのアイドルが少ない芸能界の中から、松浦亜弥をチョイスしたのはナイスな選択と言えそうなりよ。この人選は「スケバン刑事」復活の企画を立てた東映ビデオの松田仁氏の猛プッシュによるところが大きいようなりが、松田氏曰く「意志が強く、アウトローぶりがぴったり」と、松浦亜弥以外は考えられなかったようなり。


気になるのはかつての「スケバン刑事」の頃とは、時代背景が大きく異なっていること。どのようなストーリーになるのか、少し見ておくことにするなりね。

[スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ ストーリー]
 爆発物をめぐる良くない噂の絶えない聖泉学園に潜入させた特命刑事が渋谷の雑踏で爆死した。学園内で【エノラゲイ】にアクセスした生徒たちを追跡している矢先の出来事だった。【エノラゲイ】はいじめの実態から、個人への誹謗中傷、爆弾作りまで、あらゆる情報が交換されて若者の間でひそかに流行っているアングラサイト。サイト上では一週間前から不気味に時を刻むカウンターが……。
 同じ頃、とある事件をきっかけに、母と二人暮らしていたニューヨークから日本へ強制送還された少女Kが警視庁の特務機関に「スケバン刑事・麻宮サキ」を任命され、早速、聖泉学園に潜入、【エノラゲイ】にまつわる事件の捜査することになった。
 仲間と群れることを好まないサキだったが、取り巻き達を引き連れイジメに興じる秋山レイカから助けたことをきっかけに、クラスメイトの今野多英と携帯メールアドレスを交換した。次第にサキに心を開いていった多英は、自分と同じように学園内でレイカ達にイジメにあっていた神田琴美という生徒がいたこと、そして一年前、琴美が自殺未遂事件を起こしたことを打ち明け始めた……。

このストーリーを見る限りでは、しっかりと「いまどき」のエッセンスが加えられているなりよ。加えて、実は「スケバン」とは名ばかり。長いスカートをはくわけでもなく、現代版として短い丈のスカートを着用することは決定しているなりね。服装も「いまどき」では、全然「スケバン刑事」ぽくない!

メガホンを執るのは、父・深作欣二監督の遺作を引き継いだ「バトル・ロワイアルII」や、窪塚洋介の主演作「同じ月を見ている」の深作健太監督。もともと「スケバン刑事」シリーズが大真面目に作品性云々を語るようなものでもないので、それほど心配することは無いとは思うなりが、深作健太監督がこの題材をどのように料理するのか、注目しておきたいところなり。

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