最強のリビングルームPC「VAIO type X Living」レビュー。

2006/02/03 17:16 Written by コ○助

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家庭のリビングにある大画面テレビに接続し、テレビ画面でパソコンを使うことを想定したいわゆる「リビングルームPC」。古くは東芝の「Vision Connect(ビジョンコネクト)」、広義の意味ではバンダイの「Pippin@ATMARK(ピピン@アットマーク)」などもこのカテゴリの製品として考えても良さそうなりが、当時はまだ家庭用のテレビが解像度の低いものが一般的だったため、インターネットに接続してもホームページがうまく表示されない、メールをしようとしても文字が潰れて見えないといった使い勝手の悪さから、それほど普及することなく、市場から姿を消してしまったなりよ。

でも、世は移り変わり、時代は大画面テレビの全盛期。精細な画質を売り物にした最近の大画面テレビは解像度がグッと上がり、パソコンと接続してもパソコン用のディスプレイと遜色なく、いや、それ以上に美しい文字を映し出してくれるようになったなりよね。そのため、メーカー各社も再び「リビングルームPC」の開発に意欲を燃やし始めているなりが、ソニーが開発したのが「VAIO type X Living」なる製品。パソコン用のディスプレイに接続する端子を一切排除し、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)とD端子のみという、大画面テレビに接続することだけを想定した、思い切った仕様の製品なりよ。

当初、この「VAIO type X Living」は4月頃に発売される予定だったなりが、実際には1月から前倒しで販売されているため、インプレスで早速レビュー記事が公開されているなりね。パソコンが再びリビングに進出し、今度こそ確たるポジションを獲得できるかという意味でも、「VAIO type X Living」は期待のかかる製品なりよ。

「デザインそのものはPCというよりも、AV機器というテイストになっている」
「本製品はD端子にせよ、HDMI端子にせよ、どちらの手段でHDTVに接続したとしても、基本的には1080i(1,920×1,080ドット)、 720p(1,280×720ドット)、480p/480i(720×480ドット)の、いわゆるHDTV向けの解像度にしか設定することができない」
「録画機能に関しては、リモコンの録画ボタンで行なえるほか、EPGから目的の番組を選択して行なうことも可能だ」
「ユニークなポイントは、リモコンでWebブラウジングが可能になっていることだろう」
「強調したいのは、もちろん普通のPCとしても利用できるので、他の一般的なアプリケーションもキーボードやパッドを利用して操作することも可能だ。つまり、本製品は、2アナログ+1デジタルのHDD/DVDレコーダとPCが一体になった製品と言える」

パソコンとしての機能のみならず、デジタルチューナー搭載のHDD/DVDレコーダが合体していることを考えれば、最小構成で239,800円の価格はかなりお買い得と言えるかもしれないなりね。リビングの大画面テレビでパソコンも使いたい。そんな人はぜひ購入を検討してみてくださいませ。

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