NTTドコモ、「HSDPA(3.5G)」対応の試作機3モデルを発表。

2006/02/01 19:24 Written by コ○助

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NTTドコモが夏頃をめどに、データ通信サービスの定額制をスタートさせる(かも)との話題を先日お伝えしたなりが、このサービスに採用されるのが一般的に「3.5G」と呼ばれる、現行のW-CDMA方式の進化版「HSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)」。分類上は「3.5G」なりが、FOMAのサービスのひとつとして提供されるので、見かけ上は従来通り3Gのサービスとなるなりね。かねてからFOMAの高速化をにらんで「HSDPA」が採用されることは明らかにされていたなりが、具体的なサービスと、その開始時期についてフジサンケイビジネスアイが報じていたなりよ。

おさらいの意味もかねて、NTTドコモが準備している「HSDPA」のデータ通信定額サービスの概要を振り返っておくなりね。

・当初は最大3.6Mbpsの速度でサービスを提供。
・通常の携帯電話端末とデータカード端末の2種類を投入。
・サービス開始時期は「今夏」を予定。
・料金体系は定額制と従量制の二本立て。
・月額料金は数千円を予定。

速度的には最大3.6Mbpsと、従来の約10倍の速度を実現しているのが大きな特徴。料金次第ではウィルコムのデータ通信サービスを上回る魅力を持ったサービスになる可能性がある、というところまでをお伝えしていたなりが、2月1日に、対応機種として投入される「通常の携帯電話端末」タイプの試作機3モデルが公開されたなりよ。


公開されたのはNEC製の「N902i」、富士通製の「F901iS」、モトローラ製の「RAZR V3x」をベースにしたもの。いずれもこのままのカタチで製品化する予定はなく、あくまでも試作機の位置づけなりが、現在のFOMAのラインアップにはないモトローラ製の「RAZR V3x」が登場しているのがミソ。海外のメーカーからも対応端末が投入される可能性が高いことがうかがえるなりね。

ちなみに「HSDPA」によるデータ通信サービスは、同じくW-CDMA方式のボーダフォンや、新規参入するイー・アクセスも採用する予定。いよいよ、携帯電話によるデータ通信サービス本格化に向けて盛り上がってきたなりね。

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