木更津市長選に美人候補登場、その正体とは。

2006/01/31 22:30 Written by コジマ

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3月に行われる木更津市長選挙。現在立候補を表明しているのは現職の水越勇雄氏のみだったのだけど、27日になって突然、目抜き通りに市長選に立候補するあさだ美礼氏の選挙事務所開きが行われたのだ。詰めかけた支持者は歩道に集まるほど。しかも「すごい美人」ともなれば、市民はもとより市の職員までも浮き足立った。“対立候補”のあさだ美礼氏とは何者なのか……。

とまあ、おおげさに書いてしまったけど、「木更津」「あさだ美礼」とくれば、ピンとくる人もいると思うのだ。実はコレ、今秋公開予定の映画「木更津キャッツアイ・ワールドシリーズ」(金子文紀監督)のロケで、あさだ美礼とは、薬師丸ひろ子のこと。そりゃあ、美人なはずなのだ。もちろん選挙事務所はニセモノで、詰めかけた数十人の支持者もすべてエキストラだったとのこと。にもかかわらず、市民の間では「美人女性が事務所をつくった」とのウワサが飛び交い、市秘書課に報告する市職員もいたのだとか。うーん、まったく人騒がせな(笑)。ニセ事務所が開かれた富士見通りは、劇中で何度も登場しており、バンビ(櫻井翔)がトラックに乗って「やっさいもっさい」を踊っていた通りなのだ。

「木更津キャッツアイ」は2002年1〜3月にTBS系で放送されたドラマで、時代の寵児、宮藤官九郎が脚本を手がけているのだ。レギュラー放送時の視聴率は思わしくなかったものの深夜の再放送で人気に火が付き、2003年秋には「木更津キャッツアイ・日本シリーズ」(金子文紀監督)として映画化。出演者の気志團とともに世に木更津ブームを巻き起こし、ロケ地に訪れる人が後を絶たなかったのだ。当初のタイトルは「がんばれ!タブチくんたち」として船橋でロケを行う予定だったそうだけど、人が多すぎてロケが困難という理由で木更津に変更。タイトルも「木更津死ぬ死ぬ団」とするものの、上層部に「“死ぬ”が多すぎる」と注意され「木更津キャッツアイ」に落ち着いたそうなのだ。

今回の「ワールドシリーズ」で完結となるのだけれど、公式サイトには出演者や宮藤官九郎のコメントが掲載されているのだ。

岡田准一(ぶっさん/田渕公平)
「完結編という事で、僕の思い入れの深い作品が最後になります。ちゃんと『さよなら』を言えるような作品にしようと思っています。」
櫻井翔(バンビ/中込フトシ)
「日本シリーズ撮影終了時、『ワールドシリーズやりたいね』と言っていた事が現実となり、とても嬉しく思います。先日スポット撮影で久々に5人集まりましたが、“戻ってきた”とすごく実感しました。」
岡田義徳(うっちー/内山)
「“みそじ”になる一歩手前の記念すべき作品『ザ・みそじ記念』ありがとうみぞじ記念日。がんばるはず。」
佐藤隆太(マスター/岡林シンゴ)
「泣いても笑ってもきっと今回が最後!! ずっと待ってくれていたCatsファンの皆さんの期待を裏切らない面白い作品に! そして“木更津キャッツアイ”ならではの裏切りをちりばめて最高の木更津ワールドをみんなでつくり上げたいです!! よろしくお願いしマスター!!」
塚本高史(アニ/佐々木兆)
「特に意気込まず、今のアニを演じられたらな、と。」
宮藤官九郎(脚本)
「浮かれ過ぎないないように注意して書きました。日本シリーズとはまた全然違うムードで大人になりかけのキャッツを描こうと思います。お楽しみに。」

今回話題になった薬師丸ひろ子のコメントはなかったものの、宮藤官九郎のコメント、期待しちゃうのだ。薬師丸ひろ子演じる美礼先生は、主人公・ぶっさん(岡田准一)の元担任。詳細は明かされてないけど、どうやら今度は違う“先生”になるかもしれないのだ。また、出演者のクレジットに古田新太の名前があるのだ。今作はどんな役で出演するのだろう。


○木更津キャッツアイ・ワールドシリーズ
2006年秋、東京・渋谷シネマライズほか全国ロードショー
監督 : 金子文紀
脚本 : 宮藤官九郎
出演 : 岡田准一、櫻井翔、岡田義徳、酒井若菜、佐藤隆太、塚本高史、阿部サダヲ、山口智充、古田新太、森下愛子、小日向文世、薬師丸ひろ子

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