日本での厳しい船出とは裏腹に、欧米では爆発的なヒットを記録している「XBox360」。先日発表されたマイクロソフトの第2四半期の決算では、「Xbox360」の販売台数が予想には届かなかったことが発表されたなりが、その誤差はそう大きくはないもの(発売から90日間の売上げ予想:300万台、同販売台数:250万台)だったなりよ。地域別では、北米地域が90万台、ヨーロッパと中東、アフリカを合わせた地域が50万台、日本が10万台と、日本が足を引っ張っているのは事実なりが、北米の販売台数がダメージをカバーしているとも言えるなりね。
こうした日本での不振について、マイクロソフトの丸山嘉浩Xbox事業本部長は「週刊ファミ通」の2月10日号に掲載されているインタビューで「
お約束していたローンチタイトルをしっかり用意できなかったことが響きました」と言及。「Xbox360」の日本でのスタートが考えていた以上に厳しかったとも語っているようなり。詳しくは「ファミ通」のインタビューを読んで欲しいなりが、日本での不振は全くの「想定外」との認識でいることは間違いなさそうなりね。
さて、そんな「Xbox360」について、新しい噂が出ているなりよ。かねてからマイクロソフトが音楽プレーヤーに参入するとの噂があったなりが、「Xbox360」を核にした音楽プレーヤーを投入するのではないかと、アメリカの複数のメディアが報じているなりね。まあ憶測レベルの話なので信憑性はそれほど高くは無さそうなりが、どのような内容なのか、internet.comの記事の要点をまとめておくなり。
・マイクロソフトは、デジタルメディア ソフトウェア部門と「MSN Music」サービスを「Entertainment&Devices 部門」に再編。
・「Xbox360」を核にすることによって、若いユーザーを取り込んでおけば、途中からAppleに乗り換えられるリスクが減る。
・DVDやCDの再生、パソコンへのアクセスが可能と、「Xbox360」は低価格ながらさまざまなメディア利用方法を持つために「核」として最適。
考え方としては、ソニーが「プレイステーション3」で狙っている、「リビング」に置かれた「ハブ」としての機能を「Xbox360」に担わせよう、ということなりね。マイクロソフトは今から音楽プレーヤーに参入しても「iPod」には敵わないことを自覚しているなりが、ソニーにはまだ勝てると考えている、との見方も。いずれにしても「ゲーム機+音楽プレーヤー」の組み合わせはソニーと真正面からぶつかることになりそうなので、マイクロソフトの動きにも注目しておきたいところなりよ。
果たしてマイクロソフトは本当に音楽プレーヤーに参入するのか。参入した場合には、「iPod」の対抗機を名乗るに値する製品になるのか。はたまた、それが「Xbox360」の売上げに貢献できる製品となるのか。参入へのハードルは高そうなりが、期待したいなりね。