ロマンス小説の出版元として有名なカナダの「ハーレクイン社」。日本でも翻訳書を数多く出しているので、ご存知の方も多いことかと。実はウォール真木も高校生時代、ちょこっとハマったことが(笑)。
さてこのハーレクイン社が世界16か国の男性女性を対象に、彼らの恋愛観についてアンケートを実施したそうです。ロマンスの相手として他人を見た時、どんなところに魅力を感じるのか、またどうやってその相手に自分をよく見せようとするのか、そういったことに対して国や文化が違うと、やはり「ところ変われば品変わる」そうで、その結果はなかなか面白い内容。
例えば男性が女性の注目を得ようとする時。オーストラリアと英国の男性は「たくさん(お酒)を飲むこと」で、イタリア人とドイツ人の場合はその半数ちかくが「収入の多さ」について嘘をついてしまうとか。さらにスペイン人の場合、性的な言動で女性を惹きつけようとするそうです(笑)。
アンケートに答えたブラジル人とメキシコ人の男性の80%近くは、自分に妻や恋人がいることを隠した経験があり、同様にドイツ女性の70%もそういった嘘を付いたことがあるそうです。
多くの国ではパートナーに出会うチャンスを「友人からの紹介」で得たいとし、インターネットなど匿名性の高い媒介は避けたいとのこと。ただしポルトガルだけは例外で、男女共半数近くが「オンラインでの出会いの方がよい」と答えています。
第一印象に対しては、国別に関係なくほとんどの男性が「見た目が重要」と答え、女性は「ユーモアのセンスがあること」だと答えているのが興味深いです。フランス、ブラジル、ギリシャ、日本、そして英国の男性にとっては相手の容姿が一番大切。ただし、またまた例外なのがポルトガルで、知識の深さが容姿よりも大切だと答える男性が多かったとか。反対に「知識なんぞ無関係」だと答えたのはオーストラリア人だったそうです(笑)。
ところでアメリカでは男女共、第一印象で最も大切なのは「ユーモア」だったそう。このカテゴリで男女間で意見の一致したのは、どうやら米国だけのようですね。
何はともあれ男性・女性それぞれが感じる「魅力」というのは、異文化の間でも意外とおんなじだったんですねぇ……。