ソフトバンクの松中信彦内野手が日本人選手最長の7年契約。

2006/01/28 10:56 Written by コ○助

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いまや「ソフトバンクの看板打者」のみならず、「球界の至宝」と言っても過言ではないほどの実績を残しているソフトバンクの松中信彦内野手。プロ入り3年目に開花したその才能は、球界随一のスラッガーとして素晴らしい活躍を見せてくれているなりよね。一昨年は打率.358、44本塁打、120打点の成績で史上7人目の三冠王、昨年は打率.314、46本塁打、121打点で二冠王と、イチロー外野手や松井秀喜外野手なき現在のプロ野球界の活力源となっているなりよ。

日本で相当な成績を残した選手はメジャーを目指す……という流れがいつの間にか当然のように受け入れられるようになっているなりが、そこに異を唱えたのがソフトバンクの孫正義オーナー。「プロ野球の年俸は安すぎる」「プロ野球に残りたいと思わせるようなオファーを提示しなければならない」とかつての巨人のような発言を常日頃から繰り返しているなりが、「球界の至宝」の流出を避けたいソフトバンクは、昨年12月に行われた松中選手との契約交渉で「4年30億円」の巨額のオファーを出していたなりよ。ただ、このオファーを受け入れることはイコール、メジャー移籍を断念することになるため、松中選手は即決はせずに保留。次回交渉へと話は持ち越されていたなりね。

そして迎えた27日のソフトバンクと松中選手との契約交渉。ソフトバンクはオファーを見直し、新たに提示した「7年契約」を松中選手が受け入れ、契約に合意。日本人では初めての「7年契約」という長期契約選手となったなりね。複数年契約を渋る球団も多い中、松中選手は現在32歳にも関わらず「7年契約」を結ぶのは異例中の異例。それだけソフトバンクの熱意がこもったオファーと言えるなりね。

契約交渉後の記者会見では、松中選手は「7年というのはインパクトがありました。僕は今、32歳。40歳までやりたいので、あと1年ですね。球団には本当に感謝の気持ちでいっぱいです」(サンケイスポーツより)と語るなど、大満足の様子。ただ、7年の間に松中選手が大きなケガや極度の不振に陥って年俸に見合う活躍ができなくなった場合を考慮し、10項目以上にも及ぶ出来高契約や、5年目以降の契約解除権(バイアウト)、野球協約に定められた40%以上のダウン提示権なども契約には盛り込まれているというなり。松中選手も不良債権になるつもりは無いので、これらの条件はすんなりと受け入れたようなりよ。

仮に「7年契約」の最後まで出来高をクリアできるような活躍を続けた場合。満額では総額45億円にも上る契約になっているというなり。松中選手が毎年活躍するか否かはソフトバンクファンのみならず、野球ファン全体の関心事。複数年契約だからといって緊張の糸を切らさず、7年間を全うするような素晴らしい成績を残して欲しいものなり。

☆松中信彦内野手のこれまでの成績

1997年 20試合、打率.209、0本塁打、6打点
1998年 34試合、打率.268、3本塁打、10打点
1999年 126試合、打率.268、23本塁打、71打点
2000年 130試合、打率.312、33本塁打、106打点
2001年 130試合、打率.334、36本塁打、122打点
2002年 136試合、打率.260、28本塁打、83打点
2003年 135試合、打率.324、30本塁打、123打点
2004年 130試合、打率.358、44本塁打、120打点
2005年 132試合、打率.314、46本塁打、121打点

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