鈴木隆行選手がセルビア・モンテネグロへ、海外4チーム目。

2006/01/25 09:57 Written by コ○助

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日本代表FWとしてジーコ監督からも寵愛を受ける鹿島アントラーズの鈴木隆行選手。やや「転倒→ファール」のパターンが多いそのプレースタイルには賛否両論ながら、多くのファンから支持されている選手には違いないなりよね。これまでブラジルのCFZ・ド・リオ、ベルギーのゲンク、ゾルダーの海外3チームでプレーをした経験を持つなりが、今度はかねてから交渉が進められていたセルビア・モンテネグロ(旧ユーゴスラビア)の強豪レッドスター・ベオグラードとの移籍交渉が合意に達し、完全移籍が決定的になったなりよ。これで海外は4チーム目、国内のチームを合わせると移籍は13度目になるなりね。

レッドスターと聞いてもあまりピンと来ない人のほうが多いと思うので、簡単にチームの概要を説明しておくと。創設は1945年。国内のリーグ戦は23度の優勝、カップ戦は20度の優勝という名門チームで、1991年には欧州チャンピオンズ杯(現在の欧州チャンピオンズリーグ)とトヨタカップを制した強豪なりよ。現在会長を務めているのは、かつて名古屋グランパスで活躍し、Jリーグ史上にその名を刻んだドラガン・ストイコビッチ選手(セルビア・モンテネグロサッカー協会会長を兼務)。そういう意味では、日本とのパイプがしっかりとあるチームと言えるなりね。

鈴木選手に出されたオファーは2年契約の完全移籍。細かい移籍金や年俸についてはまだ発表されていないなりが、30歳という年齢が考慮された、低めの移籍金に収まりそうだというなり。レッドスター側はほかに住居、車、通訳などを用意。万全の態勢で鈴木選手を迎え入れる準備を進めており、早ければ2月18日に行われるボジュドバツとのリーグ戦に出場する見込みなり。ちなみに今回の移籍決定により、メンバーに組み込まれていた日本代表の宮崎合宿とアメリカ遠征には帯同しないことに。新しい環境に早く慣れることが優先されるので、これは仕方ないなりね。

鹿島アントラーズでは昨季、あまり出場機会に恵まれずにリーグ戦25試合に出場して3得点と芳しい成績を残すことができなかったことから、鈴木選手にとっては今回の移籍はW杯に向けた大勝負。「試合に出場していない選手は代表では使わない」というジーコ監督のポリシーがある以上、いかに寵愛を受けていようともレッドスターで結果を出さなければ代表招集すら消えてしまう可能性もあるなりよ。セルビア・モンテネグロリーグの情報はなかなか伝わって来ないなりが、活躍の便りを届けて欲しいなりね。

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