2002年に発表された傑作アルバム『バイ・ザ・ウェイ』以来、本当に待ちに待たされたレッド・ホット・チリ・ペッパーズのニューアルバム。その概要が明らかになったのだ。タイトルを『Stadium Arcadium』とした新作は当初、38曲の3部作として計画されていたのだけれど、結局25曲入りの2枚組でのリリースとなった。発売予定日はUS盤が5月8日、日本盤は現在未定（おそらくUS盤発売日近辺）。また、先行シングルとして「Dani California」が発表されるとのこと。

いやあ、ホントに待たされたのだ。しかも25曲入りの2枚組。12、3曲ずつでもっと早くリリースして欲しかった……。まあ、それは置いといて、今回のアルバムについて、ギターを担当するジョン・フルシャンテは「新境地の感覚。これまで以上にヘヴィな曲もあれば、美しく舞い上がるメロディーもたくさんある」とし、ベースのフリーは「懸命に作業し、集中して作った。今回のアルバムはとても気に入ってるんだ」（BARKSより）と語っている。また、タイトルについて、2004年に自伝「SCAR TISSUE」（Hyperion Books）を出版したボーカルのアンソニー・キーディスは「『Stadium Arcadium』ってのはつまり、地上にいる俺たちが宇宙のことを思うような、まさに夢のような感情が含まれているんだ。地上の俺たちが宇宙を思うのは、つまりそこからインスピレーションを得ているからなのさ。音のロマンス、もしくは心の中に存在する抑制されたあらゆる想いとでも言おうか。ある意味、ロマンティックなモノだよな」（VIBEより）と説明しているのだ。さすが詩人。

リリースは5月とずいぶん先だけど、これで心の準備ができたのだ。あとはツアー日程の発表を待つのみ。また、日本の夏フェスへの出演が現実味を帯びてきたのだ。来ないかなあ。来日といえば、日本公演が延期になったホワイト・ストライプスの振り替え公演はいつ決定するのだろう。


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