ソニー初、30GB HDD搭載の「ハードディスク ハンディカム」発表。

2006/01/24 09:17 Written by コ○助

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かつてのデジタルカメラと同様に、日進月歩のビデオカメラの世界。進化のスピードはデジタルカメラほどではないとはいえ、5年、10年前に比べればガラリとその趣を異にしているなりよね。最近は長らく覇権を握ってきたMini DVテープに記録するタイプのものに加え、8cmのDVDメディアに記録するタイプ、そしてHDDに記録するタイプの3つが主流になりつつあるなりが、これまで「ハンディカム」のブランドでビデオカメラ市場をけん引してきたソニーが、ついにHDDタイプの新製品を発表したなりよ。

発表されたのは「ハードディスク ハンディカム DCR-SR100」。まずはそのスペックや簡単な特徴をまとめておくと。

[ハードディスク ハンディカム DCR-SR100]
・30GBの1.8型HDDを搭載。
・録画モードはHQ(9Mbps、約7時間20分)/SP(6Mbps、約10時間50分)/LP(3Mbps、約20時間50分)の3モード。
・原色フィルター採用の1/3型331万画素CCDを搭載。
・レンズは光学10倍のカール ツァイスの「バリオ・ゾナーT*」を採用。
・音声の記録はドルビーデジタル。
・タッチパネル式の2.7型ワイド液晶(12.3万画素)を搭載。
・標準バッテリーでの連続撮影時間は1時間45分/1時間35分(液晶使用時)。
・パソコンとの接続はUSB 2.0。
・ボタンひとつで簡単ダビングできる「ワンタッチDVD機能」を搭載。
・重量は約535グラム。
・価格はオープンプライス(135,000円前後)。
・3月3日発売予定。

記録できる時間は最高画質でも約7時間20分と、なかなか余裕のある設計。ただ、惜しむらくはやはりバッテリー持続時間が2時間弱というあたりなりか。HDD容量分を堪能しきるには、サブのバッテリーを常に携行する必要があるなりね。また、重量が約535グラムと、小型化が進む最近のビデオカメラの中にあっては重く、大きな部類に入るのも惜しいなり。まあ初代の製品なりからね。次期モデル以降にはもう少し小型化にも期待したいなり。

直接のライバルになるのは、ビクターの「Everio(エブリオ)」シリーズあたりになるなりが、価格的には「Everio」のほうが少し安そうな雰囲気。ただ、ソニー製品のほうが画素数が高く、カール ツァイスのレンズを採用しており、何よりも「ハンディカム」ブランドということに魅力を感じる人も多いはずなり。パソコンとの連携を前提にしたビデオカメラを探しているならば、HDDタイプの製品もぜひ選択肢に加えてみてくださいませ。

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