ライブドアの堀江貴文社長ら4人を証取法違反容疑で逮捕。

2006/01/23 21:05 Written by コ○助

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東京地検特捜部の強制捜査がライブドア本社に入ってから1週間。たった7日間ではあるなりが、株価の大幅下落によって時価総額が半分以下に減少し、ネットでは阿鼻叫喚のパニック状態に陥っているライブドア株主の姿もチラホラ。また、個人投資家の「狼狽売り」によって東京証券取引所に取引処理能力を超える売買注文が殺到、システムがダウンするという前代未聞の出来事もあったなり。さらには「オン・ザ・エッヂ」時代の幹部にして堀江貴文社長の元側近と言われたエイチ・エス証券の野口英昭副社長が自殺し、宮内亮治取締役ら幹部の事情聴取が行われるなど、ライブドアをめぐる動きは激流に飲み込まれていたなりよね。

そして迎えた23日。16日の強制捜査の直後から「堀江社長の逮捕も近い」と週刊誌を中心に書きたてられていたなりが、ついに堀江社長を含む幹部4人が証券取引法違反(偽計、風説の流布)の容疑で逮捕されたなりよ。逮捕は今週の半ばか、もう少し後との見方もあったなりが、東京地検は任意の事情聴取のあと、すぐに逮捕に踏み切ったなりね。

同容疑で逮捕されたのは次の4人なり。

堀江貴文容疑者 33歳(ライブドア社長)
宮内亮治容疑者 38歳(ライブドア取締役)
岡本文人容疑者 38歳(ライブドアマーケティング社長)
中村長也容疑者 38歳(ライブドアファイナンス社長)

容疑の具体的な内容は、当初から報道されているように、2004年10月に発表された「バリュークリックジャパン」(現在のライブドアマーケティング)による出版社「マネーライフ社」の完全子会社に関する一件。発表よりも前、マネーライフ社は事実上ライブドアの傘下にあったにも関わらず、株価をつり上げるためにあえて虚偽の発表を10月に行ったこと(偽計)、そして「バリュークリックジャパン」の2004年1〜9月決算で赤字を黒字に粉飾した嘘の決算発表をした疑い(風説の流布)の2つなり。いずれも宮内容疑者が考案し、堀江容疑者が承認したとの構図のようなりが、宮内容疑者は「(死亡した)野口さんが考案した」と供述しているとも伝えられており、今後の取調べでの実態解明が待たれるなりね。

「社長の逮捕」という異例の事態に対し、ライブドアのポータルのトピックスでは、淡々と事実を伝えていたなり。


先日、「強制捜査を受け、今後のポータルサイト『livedoor』の運営に関して」なる声明を発表、「経営から、編集権の独立したニュース組織を持つメディアとして、今回の強制捜査についても、当社にとってのマイナス情報も含め、様々なニュースソースから、日々刻々と配信されてくる記事を掲載してまいります」との立場を表明していたので当然の報道姿勢ではあるなりが、社員の複雑な心情は想像に難くないなりね。

ライブドア事件は氷山の一角に過ぎず、今後はほかのIT企業にもメスが入るとの見方が強まっているだけに、第二、第三のライブドア事件へと発展する可能性は十分。まだまだ今後の展開から目が離せないなり。

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