au、新音楽サービス&春モデル7機種を発表(その3)。

2006/01/19 21:59 Written by コ○助

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春モデル7機種の登場に合わせ、新たに登場したのがパソコンとの強固な連携をはかるサービス「au LISTEN MOBILE SERVICE」(通称:LISMO リスモ)。「LISMO」は携帯電話側とパソコン側の二本立てのサービスなので、まずは携帯電話側のサービスからご紹介していくなりね。

今年の春モデルには「au Music Player」という音楽プレーヤーがプリインストールされているなりが、これが「LISMO」の携帯電話側の核。これまでは各社が個々に開発した音楽プレーヤーが搭載されていたなりが、今後はauの標準的な音楽プレーヤーとして「au Music Player」が搭載されることになるなり。このアプリは音楽の再生をするだけでなく、端末同士で再生する音楽のプレイリストを交換したり、新しい音楽コミュニケーションサービスの「うたとも」利用のために使われるもの。音楽プレーヤーを標準化することで、auの提供する音楽サービス自体をメニューに組み込み、ユーザーは特別な意識を抱くことなく、プレイヤーのメニューをたどるだけでサービスを利用することができるわけなり。

前述の「うたとも」とは聞き慣れない言葉なりが、これは簡単に言えば音楽をフックにした簡易ソーシャルネットワークサービスのようなもの。「au Music Player」のメニューから「うたとも」にアクセスすると、現在聞いている楽曲のアーティストのほかの楽曲が表示され、すぐに楽曲を購入することができたり、自分と同じタイミングで同じ楽曲を聴いている人の一覧が表示されたりするサービスなりよ。表示された人にはそれぞれプロフィール欄が用意されており、どのような人なのかがすぐに分かるようになっている上に、auが提供している無料ブログ「DUOBLOG」とも連携しているため、まさにソーシャルネットワークサービスに近いサービスとなっているなりね。ちなみに、各楽曲にはレビューを書く機能も付いており、ユーザーは自由に書き込み&閲覧ができるようになっているなり。

パソコン側には「au Music Port」なる、新しいアプリケーションが提供されるなり。これは4月からauが開始するパソコン向けの音楽配信サービス「DUOMUSIC STORE」の楽曲購入および管理ができるアプリのこと。イメージ的にはアップル・コンピュータの「iTunes」のようなものなりが、決定的に違うのは「au Music Port」は単なる音楽アプリに止まらないところ。携帯電話で撮影した写真を管理するアルバム機能や、メールソフトとしての機能、アドレス帳機能、スケジューラー機能などを統合した、マルチな機能を有したアプリなりね。しかも、パソコンと携帯電話を繋いだ瞬間に同期が始まり、自動的にバックアップを取ってくれるスグレモノ。携帯電話のデータを簡単にパソコンで管理できるアプリが、auから公式にリリースされるわけなり。


ちなみに、この「au Music Port」で管理できる楽曲は、サービス開始時点では「DUOMUSIC STORE」で購入した楽曲と、CDからリッピングした楽曲のみ。すでに「iTunes」用などにユーザーが所有しているMP3ファイルなどは登録することができないなりよ。ただ、auもユーザーの「資産を活かしたい」というニーズがあることは重々承知しているようで、将来的にはMP3から、auが採用しているHE-AACへの変換をするアプリを別途提供することは視野に入れているというなり。まあここら辺は期待しても良いのではないかと。

これまで携帯電話に音楽機能が付いていても、「パソコンからの転送が面倒くさい」「携帯電話で楽曲を購入するのが嫌だ」と感じていた人は少なくないと思うなりが、「au Music Port」の提供によって、グッと敷居が下がるのは間違いないなりよ。また、仮に楽曲の管理に使わなくても、携帯電話のデータをバックアップしてくれるアプリが公式に提供されるのは、ユーザーにとっては嬉しいなりよね。

auの春モデルを購入した暁には、ぜひ「LISMO」のサービスを試してみてくださいなり。

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