今年は事業者の新規参入やナンバーポータビリティ制度の導入など、携帯電話業界が激変する年。現在主要3キャリアと呼ばれるNTTドコモ、au、ボーダフォンの中で、最もこの波の影響を受けそうだと言われているのは、ここ1〜2年に渡ってなにやらパッとしない状態が続いているボーダフォンなりね。端末のラインアップ、サービス面ともにNTTドコモやauに比べると見劣りする低空飛行状態だったなりが、ようやく「LOVE定額」などのキラーサービスが軌道に乗り、徐々に復調の兆しが見えてきているなりよ。
とはいえ、3GサービスでNTTドコモやauに完全に後れを取っている状態は決して楽観できるわけではなく。かなり厳しい状況には違いないなりが、これ以上の顧客流出を避け、さらなるユーザーを獲得するべく、魅力的な春モデル4機種を取り揃えてきたなりね。ほかのキャリアとはまたひと味違った個性を持った、なかなか興味をそそる端末なり。
それでは発表された4機種のスペックや特徴を簡単にまとめておくなりね。
[V403SH(シャープ製)]※PDC
・大人に似合う「ヨーロピアンモダン&コンパクト」デザインを採用。
・26万色表示対応の2.2インチモバイルASV液晶を搭載。
・202万画素のCCDカメラを搭載。
・外部メモリはminiSDカード。
・ボタンを押すだけで文字の大きさを変えられる「ワンタッチでか文字モード」採用。
・本体色はレッドストライプ、ブラックストライプ、ブルーストライプ。
[Vodafone 804SS(サムスン電子製)]※3G
・サムスン電子製の端末が日本初登場。
・3Gケータイとしては世界最薄の14.9mmを実現。
・ボーダフォン3G端末としては最軽量の105グラム。
・26万色表示対応の2.3インチTFT液晶を搭載。
・130万画素のCMOSカメラを搭載。
・内蔵メモリは140MB。
・外部メモリはなし。
・音楽再生機能付き。
・受信したメールを3Dアニメで表示する新サービス「デルモジ表示」に対応。
・オフィス文書の閲覧ができるビューワを搭載。
・本体色はブラック、オレンジ。
[Vodafone 804N(NEC製)]※3G
・大容量の450MBの内蔵メモリ。
・65,536色表示対応の2.2インチTFT液晶を搭載。
・200万画素のCMOSカメラを搭載。
・外部メモリに超コンパクトなmicroSDカードを採用。
・音楽再生機能付き。
・パソコンの外部メモリとして使える「USBメモリ機能」付き。
・受信したメールを3Dアニメで表示する新サービス「デルモジ表示」に対応。
・本体色はプルメリアホワイト、コーラルピンク、ラピスブルー。
[Vodafone 904T(東芝製)]※3G
・26万色表示対応の2.4インチTFT液晶を搭載。
・320万画素のMOSカメラを搭載。
・外部メモリはminiSDカード。
・音楽再生機能付き。
・ボーダフォン3Gの全サービスに対応。
・本体色はフォレストグリーン、アーバンシルバー、キャニオンレッド。
なんと言っても注目は日本初登場となるサムスン電子製の「804SS」。韓国製の端末にありがちなゴテゴテ感は一切なく、意外にも(?)スマートかつシンプルなデザインにまとまっているなりよ。薄型・軽量を実現していることもあり、非常に人気を集めそうなモデルなりね。
また、NEC製の「804N」もかなり衝撃的なスペック。内蔵メモリが450MBと、一昔前のパソコンくらいの容量があるなりね。昨年10月に発表されたNTTドコモの「MUSIC PORTER X」(1GBメモリ内蔵)には及ばないなりが、いずれにしても携帯電話の内蔵メモリの大容量化は今後も進むことになりそうなりよ。
ボーダフォンユーザーの人は、春モデル、ぜひチェックを。