なぜか多くのアメリカ人が絶大なる信頼と愛着を寄せる製品、ダクトテープ ("Duct Tape")。平たくいうと日本のガムテープのようなものです。ただし違っているのは、ダクトテープは普通灰(銀?)色をしており、しかも強度・粘着力ともに(おそらく)ガムテープよりはるかに頑丈だということ。
元々は配管工事に使うテープなのですが、なぜか一般家庭にも普及していて必ずひとつは常備されています。その理由は判りません。でもアメリカ人はこのダクトテープが大好きなのです。家具が壊れたから、ダクトテープ。窓から隙間風が入るから、ダクトテープ。あと靴の底が擦り切れたから、ダクトテープ。さらに事故って車のバンパーが取れそうになったからと、ダクトテープで貼り付けている人も見かけたことがあります。……まさに万物の修繕に役立つ、魔法のテープ。ちなみに見栄えの悪さとかあんまり気にしません。
まあここまで極端な例ではなくても、やはりウォール家でも小さな緊急事態の場合に使っております。例えば旅行直前にスーツケースが壊れた時、ダンナが「ダクトテープ持ってこーい」と叫び、その後ダクトテープでぐるぐる巻きにされたカバンを持ってとりあえず出発……とか(笑)。見た目の悪さなんて何のその。役に立てば良いのです。
冗談はさておき、どうやら一部のアメリカ人には、全てがダクトテープで賄えると信じている人々がいるようです。"ダクトテープ" をキーワードに検索するだけで、
その使用法のアイデアを紹介するサイトや、さらにはモノを修理するだけではなく
洋服やアクセサリーを作ってしまうコアなダクトテープ・ファンのサイトも直ぐに見つかることでしょう。
ところでなぜウォール真木が突然このダクトテープの話題を書いているのかというと、実は先日薬局でとんでもない商品を発見してしまったからです。それはなんと
[写真]ダクトテープのバンドエイド(爆)。
これ、ギャグでもなんでもなく、本当に絆創膏の某有名ブランドが販売しており、いたって普通に薬局の陳列棚に並んでいました。男らしいガッチリした手にはお似合いかと……。ヘビーな仕事でも剥がれません。