これから続々と各キャリアから春商戦向けのモデルが発表されるなりが、NTTドコモからはまず、FOMAの廉価モデル「702i」シリーズ5機種が発表されたなり。小型で使いやすい端末というコンセプトを基本線に、昨年8月に発表された前モデルの「701i」シリーズと同様、著名なデザイナーとのコラボ端末を含む意欲的、かつ遊び心のあるラインアップとなっているなりね。
今回の「702i」シリーズは、位置づけ的には廉価モデルながら、「902i」シリーズに採用されている新サービス「プッシュトーク」対応機種や、「おサイフケータイ」対応機種も登場。「90x」系と「70x」系の垣根があいまいになるため、ユーザー的にはやや混乱を招きそうではあるなりが、下位モデルにもどんどん新機能を盛り込んでいこうというNTTドコモの気概は感じるなりね。
それでは発表された5機種のスペックや特徴を簡単にまとめておくなり。
[SH702iD(シャープ製)]
・FOMAの音声端末では最小・最軽量(約89グラム)。
・著名デザイナーの松永真氏とのコラボモデル。
・262,144色表示対応の2インチCGS液晶を搭載。
・131万画素のCMOSカメラを搭載。
・着信、音楽再生など、端末の動作状況を光で知らせる「ライブイルミ」機能を搭載。
・外部メモリはminiSDカード。
・SDオーディオ対応の音楽再生機能を搭載。
・本体色はピアノブラック、ナチュラルホワイト、ブリティッシュグリーン。
[N702iD(NEC製)]
・著名デザイナーの佐藤可士和氏とのコラボモデル。
・背面液晶に有機EL、キーのバックライトに無機ELを採用。
・65,536色表示対応の2.3インチTFT液晶を搭載。
・125万画素のνMaicoviconカメラを搭載。
・端末カラーごとにコーディネートされた内蔵コンテンツをプリセット。
・外部メモリはminiSDカード。
・本体色はRED、BLACK、SILVER、WHITE。
[F702iD(富士通製)]
・著名デザイナーの平野敬子氏&工藤青石氏とのコラボモデル。
・262,144色表示対応の2.2インチTFT液晶を搭載。
・128万画素のCMOSカメラを搭載。
・「70x」シリーズとしては初めて「おサイフケータイ」に対応。
・「70x」シリーズとしては初めて最大500KBの大容量iアプリに対応。
・「70x」シリーズとしては初めてPDF対応ビューワを搭載。
・ケータイクレジットのiアプリ「iD」を初めてプリセット。
・端末カラーに合わせた内蔵コンテンツをプリセット。
・パソコンとの接続が簡単にできるUSBケーブルを同梱(電話帳バックアップなど)。
・マナーモードやプライバシーモードなどをスケジュールと連動させて自動的に切り替える「ライフスタイル設定機能」を搭載。
・本体色は金色(こんじき)、花紅(はなくれない)、真白(ましろ)、艶黒(つやくろ)。
[D702i(三菱電機製)]
・「702i」シリーズ唯一のストレート端末。
・262,144色表示対応の2インチTFT液晶を搭載。
・131万画素のCMOSカメラを搭載。
・端末カラーに合わせた内蔵コンテンツをプリセット。
・NTTドコモ初タイマーキーロック設定機能を搭載。
・圏内自動送信(圏外で打ったメールが圏内に入ると自動的に送信)機能を搭載。
・本体色はSHINY WHITE、METAL BLACK、SPARKLE BLUE。
[P702i(パナソニックモバイル製)]
・「70x」シリーズとしては初めて「プッシュトーク」に対応。
・262,144色表示対応の2.2インチTFT液晶を搭載。
・125万画素のνMaicoviconカメラを搭載。
・「ワンプッシュオープン」機能を搭載。
・SDオーディオ対応の音楽再生機能を搭載。
・外部メモリはminiSDカード。
著名なデザイナーが参加している端末は、型番に「iD」が付いているのが特徴。「702i」シリーズはいずれも個性的な雰囲気を持った端末なりが、「FOMA最小・最軽量」を謳った「SH702iD」や、「902i」シリーズに迫る機能を持った「F702iD」あたりは特に人気になりそうなりか。
秋のナンバーポータビリティ制度導入に先立ち、今年は各社から気合いの入ったラインアップが並ぶと見られているだけに、「702i」シリーズに続いて発表されるであろう「902iS」シリーズ(発売は5〜6月頃との噂)や、コンセプト端末などにも注目なりね。