「顔はナマズ、体つきはオタマジャクシ」の珍魚を捕獲。

2006/01/15 12:25 Written by コ○助

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一風変わった魚の情報にはいつも食い付いてしまうコ○助なりが、久しぶりにガッと心を掴まれた魚がいるなりよ。それは「クサウオ」という魚。名前は平凡なりが、なんでも「顔はナマズ、体つきはオタマジャクシ」という、珍妙なスタイルをした魚だというなりね。オタマジャクシはすでに魚ではないとの突っ込みはスルーするとして、そんな魚の存在は全く知らなかったので、写真を見て少し驚いてしまったなりよ。ナマズであれ、オタマジャクシであれ、海に生息する魚としてはややおかしなスタイルであることには間違いないなり。

「クサウオ」の存在を知ったのは読売新聞の記事がきっかけだったなり。なんでも大分県豊後高田市の松津(しょうつ)漁港沖で、地元の漁師が仕掛けていたタコ漁用のかごの中に得体の知れない魚が3匹入っており、調べた結果これが「クサウオ」であると判明。見事に「クサウオ」を手にした漁師の河野嘉吉さんは「45年の漁師生活で初めて見る魚」と驚いていたようなりよ。「クサウオ」は主に北海道沖から瀬戸内海にかけて生息しているなりが、大分県内では「安岐町沖などで見つかったことがあるという」(読売新聞より)程度の発見例しか無いのだとか。それほどポピュラーな魚では無いのは確かなようなり。

もう少し「クサウオ」のことを知りたいと思い、ネットでいろいろと情報を収集してみたなりが、「市場魚貝類図鑑」に詳しい説明が書いてあったのでご紹介しておくなりね。実際にはそこまで珍しい魚というわけでは無く、皮をむいた状態で市場に流通はしているようなりよ。つまりは食用魚として扱われているわけなりが、煮付けや唐揚げにして食べるものの、身が崩れやすくて食べづらいのが難点だというなり。

また「食用珍魚」では「腹びれの下に吸盤が」「胸びれは幅広い。腹の吸盤は卵形で大きい」と、「クサウオ」の特徴を伝えているなりね。水炊きにしてポン酢で食べたと報告されているなりが、やはり「身がポロポロと崩れてしまいます」と、そのあたりに難を感じているようなりよ。ただ、「皮もアンコウみたいやし、けっこうイケる!」とも。

Googleで検索をすると500件ほどの結果が出てくるので、そこまで珍しいわけでは無さそうなりが、あまりお目にかかる機会がない魚なのは事実。コ○助も一度は食べてみたいなりねぇ……。って、結局食べることなりか(笑)。

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