ロッテのイ・スンヨプ内野手が退団、巨人入りが濃厚。

2006/01/14 08:33 Written by コ○助

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昨年の日本一の余韻に浸るのも束の間、11勝を上げたダン・セラフィニ投手の退団に続き、30本塁打、82打点(ともにチームトップ)の成績を残したイ・スンヨプ内野手の退団がロッテから発表され、コミッショナー事務局から自由契約が公示されたなり。もともとメジャー志向が強く、日本球界入りに後ろ向きな気持ちのままロッテに入団した経緯を考えれば、いずれ退団することは分かっていたはず。でも、「日本一軍団」が翌年から次々と解体されていくのは、ファンにとっては寂しい話なりよね。

スポーツ各紙の報道によると、ロッテはイ・スンヨプ選手と昨年の11月から残留交渉をスタート。2年契約満了後の契約延長交渉だったなりが、以前からDHでの起用にこだわるバレンタイン監督の采配に不満を抱いていたイ・スンヨプ選手は退団を示唆していたなりよ。ただ、ロッテを退団したところでメジャーに移籍できるわけでも、ロッテ以上の条件で契約してくれる国内球団があるわけでもなく。結局、ロッテに残留する方向で話し合いが進められていたなりね。

ロッテからは年俸の提示も行われ、イ・スンヨプ選手も合意すると見られていたなりが、12日になって事態が急変。イ・スンヨプ選手の代理人から球団に「違う事情が出てきた」との申し入れがあり、結局ロッテが交渉継続を断念するカタチで退団することが決まってしまったなりね。「違う事情」が何なのかは明かされていないなりが、水面下で巨人が獲得に動いているとの情報もあり、そのあたりが関係している可能性が高そうなりよ。

巨人はFAで獲得した豊田清投手の人的補償として、来季も戦力として考えていた江藤智内野手を西武に放出した事情もあり、同じくファーストの守備を任せられるイ・スンヨプ選手に色気を感じていると言われているなりね。イ・スンヨプ選手にとっても、巨人ならば年俸面での不満は感じないだろうし、何よりもDHが無くなるためにファーストか外野での守備機会に恵まれるというメリットも。

まだ将来的なメジャー移籍を視野に入れているイ・スンヨプ選手なので、仮に巨人に移籍したとしても短期の契約になりそう。ロッテの1年目はサッパリの成績だったイ・スンヨプ選手が、リーグも環境も異なる巨人に移籍してすぐに結果を残すことができるかどうかは微妙なところなりが、本当に巨人への移籍が実現するのかどうか。今後の交渉の進展に注目なりね。

☆イ・スンヨプ内野手の通算成績
2004 ロッテ 100試合、打率.240、14本塁打、50打点
2005 ロッテ 117試合、打率.260、30本塁打、82打点

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