4月1日から本放送が始まることもあって、徐々に話題が増えてきた携帯機器向け地上デジタル放送の「ワンセグ」。これから春先にかけて発表される各キャリアの新モデルには「ワンセグ」対応端末が何機種かラインアップすることになるなりが、人気のシャープからも対応端末が登場することが明らかになったなりよ。テレビに強く、上位モデルを投入しているシャープなので、いずれ「ワンセグ」対応端末が登場するのは分かっていたことではあるなりが、近いタイミングで投入されるのは嬉しいなりよね。
シャープの町田勝彦社長が11日に行った年頭会見で明らかにしたところによると、「ワンセグ」対応端末の投入時期は「春」になる模様。シャープはNTTドコモとボーダフォンに端末を供給しているほか、auへの端末供給方針も決まっているため全キャリアに投入する可能性があるなりが、現時点では具体的にどのキャリアに対して「ワンセグ」対応端末を投入するのかは発表されなかったなりよ。まあタイミング的にauから投入することは無さそうなので、NTTドコモかボーダフォン、どちらかと言えばシャープと共に「テレビケータイ」の世界を切り開いてきたボーダフォンに投入されると考えるのが自然な流れなりか。
シャープといえば、やはり液晶が美しいメーカー。現在の地上波が映る「テレビケータイ」とは比べ物にならない画質がウリの「ワンセグ」だけに、高精細な液晶を搭載できるシャープは「ワンセグ」対応端末がキラー端末になる可能性もありそうなりよね。前述の年頭会見では町田社長も「新たなビジネスチャンス」(ITmediaより)と捉え、事業拡大に期待を寄せているなりよ。願わくば、3キャリアすべてに対応端末を投入して欲しいなりよね。
現在店頭に並んでいる「ワンセグ」端末は、わずかにauの三洋電機製端末「W33SA」のみ。NTTドコモもパナソニック・モバイルコミュニケーションズ製の「P901iTV」を発表済みなりが、残念ながらまだ出荷はされておらず、具体的な発売時期も未定の状態なりよ。まあ「ワンセグ」の放送開始が差し迫っているので、春モデルと同時期に発売されることになりそうなりが、それにしても現時点では寂しいラインアップとなっているなりね。
本放送の開始と共に、多くのユーザーが「ワンセグ」を楽しむためにも、「春モデル」での「ワンセグ」対応端末の充実に期待したいものなり。