日本発の寒天ダイエット、アメリカでもブレイクか。

2006/01/11 11:34 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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今週の月曜日、ウォール真木が通う「ミリタリー風早朝エクササイズ・クラス」の年明け最初のセッションが始まりました。アメリカでは "New Year's Resolution" といって、 新年の抱負、誓いを立てるのですが、それが今年は「ダイエット」が1番人気らしいです。テレビでも新聞でも雑誌でも、妙に最近ダイエット特集が多いと思ったら、そのせいなんですねぇ。おかげで朝6時からという例のクラスも大賑わいです。最初の1週間で何人脱落するか、友人と賭けしてますが(笑)。

ところでアメリカ在住の日本人向けニュースレター「U.S. フロントライン」面白い記事が掲載されていました。なんでも昨年から日本で大流行している寒天ダイエットが、アメリカにも上陸の兆しだというのです。

今年初めに米経済新聞のウォール・ストリート・ジャーナルが日本の寒天(英語では "Agar Agar" と呼ぶ)を使ったダイエットを紹介。横浜市立大学の寒天を使った食事制限の研究結果を引き合いに出して、その効果をレポートしています。なんでも76人の研究対象者の内、寒天を摂取したグループとそうでないグループでは、平均の減量率が倍近かったのだそうです。

そういえば以前から数社のオンラインの天然サプリメント・ショップでは、粉末になった "Agar" を提供していました。商品の説明を読むと「赤い海藻(テングサ)を原料としており、東洋では何世紀も前から食材料として利用されている。(動物性である)ゼラチンの植物性代用食」と書かれています。ゼリーのレシピも紹介されており、どうやら今までは、ベジタリアンの人々が販売ターゲットとなっているようですね。

商品説明には、さらに「100% ナチュラル食材」、「炭水化物ゼロ」、「卵、大豆を含まない」、「繊維質やカルシウム、さらに鉄分が豊富」などなど、自然派の食生活を好む人々にはピンポイントなうたい文句が。今のところ「ダイエット効果」をうたっている様子はないのですが、でも先のウォール・ストリート・ジャーナル影響で、今後加わることも十分ありえます。実際日本の食生活は「緑茶」ブームも手伝って、アメリカでもかなり注目されていますし。

果たして過去のロー・カーブに続く流行となるかどうか。今からウォッチすることにしましょう。


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