巨人の江藤智内野手、FAの人的補償で西武に移籍。

2006/01/06 07:18 Written by コ○助

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ここ数年は年齢的な衰えからくる打撃不振もあり、巨人の豊富な戦力の中で存在感を示すことができずにいた江藤智内野手。2003年のオフから毎年のように「来季構想外」と報じられるほど、危ういポジションに追いやられていたなりが、今オフに巨人がFAで獲得した豊田清投手の人的補償として西武に移籍することが発表されたなりよ。人的補償のプロテクト対象となる28人から江藤選手の名前が漏れていたのは少し驚きではあるなりが、今オフの巨人は清原和博内野手、タフィ・ローズ外野手、元木大介内野手らベテラン選手に大ナタを振るっているので、江藤選手もその流れに乗ったカタチと言えそうなりか。

突然の西武への移籍について江藤選手は「気持ちの整理がつかない」(スポーツ報知「)と動揺を隠せずにいたようなりが、「西武にいって少しでも長く野球をやりたいので、頑張ります」(サンケイスポーツ)と移籍を前向きに捉えているなりね。今季は原監督がチームの若返りを目指しているだけに、今季このまま巨人に在籍していたとしても出場機会に恵まれないのは明白。それならば請われて西武に移籍したほうが、江藤選手にとっても良いのは間違いないなりよ。

西武は当初、豊田投手の補償には金銭を要求する考えだったようなりが、伊東監督の強い希望により江藤選手の獲得が決まったのだとか。「今、チームは若いので、彼の経験や功績は若手に対してよい刺激になる」(サンケイスポーツ)と、チームリーダーとしての役割にも期待が寄せられているなりね。ポジション的には本職のサード、もしくはDHでの起用が濃厚。巨人での出場機会が減り始めた頃から、「パ・リーグに行けばDHがあるから、もう少し活躍できそうなのに」とファンから同情され続けてきたので、広島、巨人に続く野球人生の第3幕を過ごすには最適の環境になりそうなり。

巨人に移籍後の6シーズンではそれほど印象に残るプレーを見せることができなかったなりが、広島時代にはセ・リーグを代表する右の大砲として名を売った江藤選手。通算349本塁打の実力は伊達じゃないというところを、新天地で見せて欲しいなりよね。それにしても、今季のパ・リーグは清原、中村紀、江藤の大砲3人が加わり、松中、小笠原、和田、ズレータ、カブレラ、イ・スンヨプとスラッガーがズラリ。派手なアーチ合戦が見られそうなりね。楽しみなり。

☆江藤智内野手の通算成績
1989 広島 一軍出場なし
1990 広島 38試合、打率.239、5本塁打、10打点
1991 広島 91試合、打率.215、11本塁打、31打点
1992 広島 89試合、打率.289、16本塁打、45打点
1993 広島 131試合、打率.282、34本塁打、82打点
1994 広島 105試合、打率.321、28本塁打、81打点
1995 広島 127試合、打率.286、39本塁打、106打点
1996 広島 106試合、打率.314、32本塁打、79打点
1997 広島 110試合、打率.252、28本塁打、76打点
1998 広島 132試合、打率.253、28本塁打、81打点
1999 広島 121試合、打率.291、27本塁打、79打点
2000 巨人 127試合、打率.256、32本塁打、91打点
2001 巨人 134試合、打率.285、30本塁打、87打点
2002 巨人 125試合、打率.242、18本塁打、56打点
2003 巨人 105試合、打率.268、17本塁打、43打点
2004 巨人 55試合、打率.227、4本塁打、15打点
2005 巨人 81試合、打率.172、0本塁打、4打点

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