放送開始から7年、「爆笑オンエアバトル」がゴールデン初進出。

2006/01/05 08:03 Written by コ○助

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あくまでもネタ中心の番組構成で、長年お笑いファンに親しまれてきているNHKの深夜番組「爆笑オンエアバトル」。コ○助も昨年は何度か収録にお邪魔して、生のネタを存分に楽しませてもらったなりが、まだあまり世の中に名を知られていないようなお笑い芸人でも、こんなに面白いネタをやるのかと、素直な感動を覚えさせてくれる番組なりよ。著名な出演者や派手な演出は一切なし。徹底的にネタのみを見せる硬派な作りは視聴率度外視のNHKならではといった感じなりが、それが民放のお笑い番組にはない独特な緊張感を生んでいるなりね。

普段あまり「オンエアバトル」を見ない人もいると思うので、簡単に番組の概要と歴史を説明しておくなり。「オンエアバトル」は、フジテレビ系「ボキャブラ天国」に端を発するお笑いブームがほぼ終焉した1999年にスタート。10組の芸人が一般審査員の前で実際にネタを披露し、オンエアされるのはそのうち上位5組というゴングショー形式を採用した番組なりね。「ボキャ天ブーム」に乗った芸人は、本来の実力と人気が乖離していたケース(=人気はあるけどサッパリ面白くない)が多く見られたとの反省から、「オンエアバトル」は二の轍を踏まぬよう、あくまでも芸人の「芸」を見る「ネタ重視路線」を突き進んで来たなりよ。

番組開始当初は一部のお笑いマニアには評価されていたものの、なかなか一般の視聴者を取り込むことができずにいたなりが、「オンエアバトル」を経て大きく羽ばたいていった芸人が次々と現れたことで、番組の認知度も徐々にアップ。「オンエアバトル」常連として出演していた芸人の名前をザッと見渡すだけでも、Dondokodon、はなわ、テツandトモ、いつもここから、ダンディ坂野、ますだおかだ、中川家、フットボールアワー、アンタッチャブル、ドランクドラゴン、アンジャッシュ、ラーメンズ、エレキコミック、だいたひかる、鉄拳、長井秀和、ペナルティ、などなど、現在のお笑いブームを支え、一線で活躍している芸人が多いのも特徴と言えるなり。

ちなみに、「オンエアバトル」以降に民放各局もお笑い番組の枠を増やして来たなりが、代表的な番組がスタートした時期をまとめておくと。

1999年春 オンエアバトル(NHK)
2000年春 新しい波8(フジテレビ)
2001年春 はねるのトびら(フジテレビ)
2001年冬 M-1グランプリ 第1回大会(テレビ朝日)
2003年春 エンタの神様(日本テレビ)
2004年春 笑いの金メダル(テレビ朝日)

ということで、「オンエアバトル」こそが現在のお笑いブームのきっかけとなる番組と言っても過言ではないなりね。

さて、「オンエアバトル」が放送7年目にして、初めてゴールデンタイムに進出することになったなりよ。9日に「爆笑オンエアバトル成人の日スペシャル」が20時から放送されるなりね。どのような内容になるのか、公式ページに掲載されている情報を見ておくと。

[爆笑オンエアバトル・成人の日スペシャル](公式ページより)
放送予定:平成18年1月9日(月) 第1部 20:00〜20:45/第2部 21:15〜21:58
第1部には「卒業生」が登場。メモリアルなネタを再現します。
第2部は「即興ネタバトル」や合同コントなど盛りだくさん!
司会:塚原愛アナウンサー
出演:アンジャッシュ、イワイガワ、火災報知器、三拍子、陣内智則、タイムマシーン3号、タカ アンド トシ、超新塾、テツandトモ、トータルテンボス、長井秀和、流れ星、ななめ45°、NON STYLE、ハマカーン、ハレルヤ、パンクブーブー、ますだおかだ(五十音順)

お、長井秀和が「オンエアバトル」に出演していた頃のネタが見られるなりか。ちょっと懐かしいかも。「卒業生」の顔触れがやや弱いの気になるところではあるなりが、昔のネタが見られるのはファンにとっては嬉しいなりよね。

普段は深夜時間帯で見る機会がないという人も、ゴールデンに進出するこの機会にぜひ。民放のお笑い番組とは少し違う世界を見ることができるかもしれないなりよ。

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