「Xbox360に魅力を感じる」は10代で3割弱、他年代では2割強。

2005/12/26 13:39 Written by コ○助

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発売開始以来、苦戦のニュースばかりが伝えられる「Xbox360」。あまりの売れ行きの悪さに、早くも正月の福袋行きとの噂も出始めているなりが、年末商戦のヒットを見込んで大量に仕入れてしまった量販店では、在庫整理のために福袋行きということも十分考えられそうなりよ。マイクロソフトは「日本市場を獲る」くらいの強気の姿勢で「Xbox360」を投入したなりが、残念ながら発売からわずか2週間でその夢も儚く消えてしまったと言っても過言ではなさそうなりね。

本体が売れなければ、当然ソフトも売れないという悪循環に陥るわけなりが、やはりソフトのセールスもかなり厳しい状況の様子。本体と同時に発売されたソフトの発売初週の売上本数を見ておくと。

[Xbox360 同時発売ソフトの販売本数(エンターブレイン調べ)]
「リッジレーサー6」(ナムコ) 29,891本
「パーフェクトダーク ゼロ」(MS) 14,897本
「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」(EA) 6,842本
「FIFA06 ロード・トゥ FIFA ワールドカップ」(EA) 2,494本
「テトリス ザ・グランドマスターエース」(AQインタラクティブ) 1,531本
「エブリパーティ」(MS) 641本

ということで、最も売れた「リッジレーサー6」ですら3万本に届かない状態なりね。発売1週間だけの数字なので、その後徐々に数字を伸ばす……という可能性がないわけでは無いなりが、初動でつまずいているのは、この数字だけ見ても明らかなりよ。それにしても、「ストリートファイター」シリーズのプロデュースなどで知られる元カプコンの専務取締役、岡本吉起氏(現ゲームリパブリック代表取締役社長)の肝いりで制作され、キャラクターデザインにさくらももこを起用した気合いに一本「エブリパーティ」の641本という販売本数は驚愕の数字なりよね……。

数字の上では悪いニュースしか伝えようがない「Xbox360」なりが、では、実際にこれから購入する可能性のある人たちがどのように「Xbox360」像を捉えているのかが気になるところ。C-NEWSが家庭用ゲーム機を所有している10歳〜59歳のインターネットユーザーを対象に意識調査を行っているので、少し内容を見ておくことにするなり。

・「Xbox360に魅力を感じるか?」との問いでは、「どちらかといえば感じる」「感じる」合わせて10代が3割弱、他の年代は2割強。
・「Xbox360が欲しいか?」との問いで、「既に持っている」「買う(買ってもらう)予定がある」「欲しいと思う」を合わせると10代・20代各3割弱、30代3割、40歳以上2割半ば。

この結果を見る限りでは、やはり「Xbox360」に対する期待値はそれほど高くないと言わざるを得ないなりね。立ち上げ当初から超低空飛行となった「Xbox360」を盛り上げていくためには、今後相当な改革、チャレンジをしていかなければ、この状況を打開することは難しそうなりよ。ユーザーの心をグッと掴むような、何か大きなイベントを起こせるかどうか。マイクロソフトの手腕が試される時なり。

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