競馬界の一年の締めくくりにして、最大のお祭りレースでもある有馬記念はもう明日！　昨秋の天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念を制した現役最強古馬ゼンノロブロイ、一昨年のジャパンカップ、昨年の宝塚記念を制したタップダンスシチー、今年のジャパンカップ2着馬ハーツクライなどの古馬が集うとはいえ、主役は間違いなく無敗の三冠馬ディープインパクト（7戦7勝）なりよね。まだ3歳馬ながら、皐月賞、日本ダービー、菊花賞で見せた圧倒的な強さから、古馬を相手にしても別次元の走りを見せてくれるとの見方が強いなりよ。

そんな今年の競馬界を象徴するスターホースのディープインパクトだけに、その「馬券」についても話題になることがしばしばなりね。例えば22日には「三冠」を達成した菊花賞の的中馬券払い戻しが締め切られたなりが、ディープインパクトの単勝5,640万円分が未換金のままであることが明らかとなったなりよ。この金額は、単勝の5.0％に当たるかなり高い数字。菊花賞でのディープインパクトは単勝1.0倍の「元返し」だったため、記念馬券として換金せずに保有している人が多いとはいえ、平均的な的中馬券の未払い率は0.2％らしいので、いかにディープインパクトの人気が高いかがうかがえるなりね。

また、読売新聞にはカードショップで売買されている「馬券」の価格が紹介されているなりが、額面100円の単勝馬券が、皐月賞のものは4,500円、日本ダービーのものは2,200円などの価格が付けられており、中でも希少価値が最も高い新馬戦（2004年12月19日、阪神競馬場5レース　サラ系2歳新馬）の単勝馬券は4万円もの価格で販売されているのだとか。この新馬戦では単勝1.1倍の大本命だったとはいえ、ここまでの馬になることを予測して換金せずにいた人はそうはいないはず。流通量が少ないので、4万円でも決して高いわけでは無さそうなりね。

オークションにも単勝馬券は多数出品されているので、どの程度で売買されているのかを確認しておくと。「3冠レースのレーシングプログラム＋入場券＋単勝馬券　セット」で1万円前後、「ディープインパクト 3冠単勝　現地馬券セット」で7,000円前後あたり。新馬戦の単勝馬券はやはり4万円くらいで取り引きされている模様なり。昔から馬券を集めるのが好きなコ○助としては、ちょっと欲しいかもしれない……なり（笑）。

ちなみに有馬記念が開催される中山競馬場は、明日は完全前売り制のためチケットを持っていない人は入場すらできないなりよ。入場券は19万枚が売り出されているなりが、スポーツ報知によると、東京・新宿の金券ショップでは定価200円の入場券が6〜7倍超の1,200〜1,500円で取り引きされているのだとか。近年は競馬人気の低迷が囁かれることが多かったなりが、ディープインパクトにけん引されるカタチで、再び競馬が熱くなってきているなりね。

歴史的名馬のディープインパクトが有馬記念でどのような走りを見せてくれるのか。競馬に興味ある人も、ない人も、ぜひその走りっぷりを目に焼き付けておいて下さいませ。