クリスマスですよ、皆さん。ウォール真木は昨日、最後の仕上げとばかりに数個のプレゼントを手に入れるため、買い物に出かけたのですが……。自宅近くの大通りは渋滞だわ、普通なら20分で行けるお店には40分もかかるわ、到着したら到着したらで今度は駐車場がいっぱいで、空スペースを探すのにさらに10分。

買い物をする以前の問題です。もう疲れました（涙）。

こんな時、本当に時間に追われていたら思わず駐車違反の場所に車を止めてしてしまう人も出てきますよね。実際、今回ニュースになったイギリスはバーミンガムでも路上駐車が続出。もちろんそれを取り締まる側もいるワケですから、違反チケットもバンバン出ます。

しかしバーミンガムではそれに対して粋な事件が。違反チケットを受取ったドライバーに、なんと匿名の人物がサンタクロースを名乗り、ちょっとしたプレゼントを渡して話題になっているというのです。

27歳のキャロライン･ハワードさんも先日、人々がごった返ししているダウンタウンで違反の路上駐車をし、買い物から戻った際に車のフロントガラスにチケットが貼られているのを発見。罰金ですよ、罰金。

「あぁ……（涙）」

一気にクリスマス気分が消滅する瞬間です。が、そのチケットを剥がしたところ。その下からなにやら他のカードが出てくるではないですか。さらに30ポンド（日本円で約6,000円）の紙幣も……。

カードには「違反チケットのためにクリスマスを台無しにしないで。このお金は罰金用に使って下さい。メリー・クリスマス」と書かれており、最初は何かのイタズラかと思ったキャロラインさん。それでもどうやら本当に善意でこのお金とカードが残されていたようなので、今は感謝しているそうです。ちなみにこのように匿名で人々にプレゼントをする人のことを「シークレット･サンタ」と呼びます。

同様の「プレゼント」を受取った人物はいまのところ14人もいるそうですが、一体誰が何のためにこんなことをしているのかはいまだに謎。

まあ素敵な話ではありますが、やっぱり駐車違反はよくない。その辺はキャロラインさんやその他のプレゼントを貰った人々に、キチンと理解してもらいたいものですなぁ。