ネット配信の話題が徐々に増えてくる一方で、CD不況、音楽不況と言われて久しいなりが、皆さんは今年、どれくらいCDを購入したなりか？　コ○助は部屋のCD棚をザッと見た感じでは、シングル5枚、アルバム4枚程度しか買っていないことに気が付いたなりよ。昔はレコードショップに行くと一度にい10枚くらいまとめ買いすることも珍しくなかったのに、最近はすっかり買わなくなってしまったなりね。決して音楽が嫌いになったわけではなく、もちろんファイル交換などの違法なことに手を染めているわけでもなく（笑）。単にCDをレンタルしているTSUTAYAが近所にあるので、レンタルで済ませることが多くなったから、というのが最も大きな理由なりか。なのでCDを購入するのは、レンタルされていないものを補完的に、といった感じなりね。

それぞれ理由はあるにせよ、実際のところCDを買わなくなった、という人が増えたのは事実。それは毎年発表されるCDの販売数を見れば一目瞭然なりよ。例えば、オリコンが発表した年間ヒットチャートの「シングル」の項目を見ておくと、次のようなランキングとなっているなりね。

[2005年　年間シングルチャート（オリコン）]
1位 945,315枚　「青春アミーゴ」修二と彰
2位 942,675枚　「さくら」ケツメイシ
3位 924,379枚　「四次元 Four Dimensions」Mr.Children
4位 628,329枚　「＊〜アスタリスク〜」ORANGE RANGE
5位 537,783枚　「SCREAM」GLAY×EXILE

ということで、今年はシングルでミリオンの大台に到達した曲はゼロ。チャート上位の常連であるMr.ChildrenやORANGE RANGEらを抑えて、修二と彰とケツメイシといった新進のアーティストが頂点に立ったのは、今年の邦楽界の新しい動きといえそうなり。逆に常連組では、B'zは「OCEAN」（505,649枚）が7位、浜崎あゆみは「STEP you/is this LOVE?」（345,340枚）が19位、大塚愛は「SMILY/ビー玉」（308,388枚）が26位といった感じ。特に浜崎あゆみのセールス数には、以前ほどの勢いがないことが如実に現れているなりね。

近年はシングル曲を集めたベストアルバムがバカ売れする傾向が続いているなりが、今年はオリジナルアルバムが4位までを独占。その下にはベストアルバム勢がいくつか続くので、決して傾向が変わったわけではないなりが、一時に比べるとベストアルバムがやや出尽くした感があるため、オリジナルアルバムが復権してきたとも言えそうなりか。

[2005年　年間アルバムチャート（オリコン）]
1位 2,630,763枚　「musiQ」ORANGE RANGE
2位 1,915,233枚　「ケツノポリス4」ケツメイシ
3位 1,660,885枚　「SENTIMENTALovers」平井堅
4位 1,657,631枚　「Def Tech」Def Tech
5位 1,438,889枚　「PERFECT BEST」EXILE

アルバムは300万、400万といったメガヒットはなかったとはいえ、ミリオンの大台を超えた作品は10枚もあるなど堅調な売れ行きの様子なり。ORANGE RANGE、ケツメイシ、Def Techという名前を見ていると、現在の売れ筋のアーティストと、自分の感覚のギャップを改めて痛感させられるなりよ（笑）。まあオッサンなので、仕方なし。

皆さんのお気に入りのアーティストの作品はチャートインしていたなりか？　今年のチャートにランクインしていた面々が、来年どのような活躍を見せてくれるのか、引き続き人気を維持し続けられるのか、注目なりね。