「球界のビッグマウス」塩谷和彦内野手が韓国プロ野球に移籍。

2005/12/05 14:41 Written by コ○助

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「自分の力が出せないのは、試合に出さない球団が悪い」と公然と球団批判を繰り返すなど、今のプロ野球にあっては珍しい「悪童」的な雰囲気を漂わせ、一部の野球ファンの間ではそのビッグマウスぶりが常に話題となってきた前オリックスの塩谷和彦内野手。来季からオリックスの指揮を執る中村勝広監督からは当初「来季も戦力」と評価され、秋季キャンプの免除方針も本人に伝えられていたため、来季に向けてのトレーニングに励んでいたなりが、球団の方針が急転。シーズン中からトレードを志願していたことを受けて球団が他球団との交渉に乗り出していたものの、これが不調に終わったことから、自由契約が通告されていたなりね。5,000万円という高額の年俸が足かせとなったとも言われているなり。

自由契約となったのがトライアウトの3日前だったこともあり、準備不足の感もあったなりが、11月7日に千葉県鎌ヶ谷市で開催された第1回のトライアウトには何とか参加。国内の移籍先を模索していたなりが、各球団からは結局声がかからなかったため、今後の去就注目されていたなりよ。そして、4日に明らかになったのは韓国プロ野球のSKワイバンズへの移籍。意外な展開ではあるなりが、SKワイバンズからは年俸3,000万円+出来高払いという、韓国球界の「助っ人」としては最高レベルの提示を受け、韓国語の専属通訳や日本人トレーナー、マンションなども提供される超VIP待遇での移籍となるようなりよ。

SKワイバンズと聞いても、日本ではあまりピンと来ないなりが、通信や石油関連の事業で成長している財閥、SKグループ(鮮京グループ)が親会社の球団。今季は8チーム中3位の成績で、準プレーオフに出場するなど、中堅チームといった印象の球団だというなり。2000年に創設されたばかりの若い球団のため、まだまだ今後の成長が期待されている球団でもあるなりね。今オフに主砲が引退、主力の1人が兵役で抜け、FAで他球団に1人が移籍。戦力補強が急務だったことから、オリックス時代の2003年に打率.307を残した実績を持つ塩谷選手に白羽の矢が立ったようなり。

塩谷選手は、有難くないジンクスがあることでも有名。所属チームが7年連続最下位、12年連続Bクラスと、決して塩谷選手が悪いわけではないなりが、これまで所属チームもあまり良い結果を残していないなりね。少々穿った見方ながら、このジンクスがSKワイバンズでも生き続けるのかどうかにも注目しておきたいところ。また、これまで日本の球団でもチームになじめずに球団批判などを繰り返してきた経緯があるだけに、違う国の、違う環境でどのようなプレーができるのか、トラブルを起こさないかどうかも気になるところではあるなりね。

異国の地でプレーする以上、頑張って結果を残して欲しいのは野球ファンの誰もが思うこと。ハマれば成績を残すことができる実力はまだあるはずなので、活躍のニュースが海を越えて伝わってくることに期待したいものなり。

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