猫の「ベイビー」、飼い主が罰金処分となったその理由とは。

2005/12/05 11:11 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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家族同然に可愛がられるペットは少なくありませんが、余りにも飼い主が彼らを擬人化するあまり、ちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまったというお話です。

テキサスはヒューストン。この管轄の消防・救急局にある日、パニック状態の女性の声で助けを求める電話がかかりました。

「私の2歳のベイビーが、下水道に落ちてしまって動けない!お願い早く救助してっ!!」

幼児の身に危険が迫っている、と救急隊員の間には緊張感が走ります。即効で電話の主の家まで駆けつけ、狭い隙間に入り込んでしまった子供を救い出すべく、仕事にかかりました。そしてやっとのことで無事に、そのベイビーが隊員の腕に抱かれて救出されたのですが……。

……え?猫??

そうなのです。実は「ベイビー」という名前の猫だったのです。飼い主の女性がその名をいうのを聞いて、消防・救急局の人々はてっきり、本当の彼女の子供(=人間の赤ちゃん)だと勘違いしてしまったのですね。まぁ、ありえない話じゃないですか(笑)。

と、笑い話みたいな本当の出来事なんですが、気の毒なのはその当の飼い主さん。なんと後日警察から「虚偽の通報をした」という罪で罰金処分にされてしまったとか。これ、「軽」は付きますが、立派な犯罪だとか。パニック状態だったがために、ちゃんと「『ベイビー』という名の猫」だと説明が出来なかっただけだと思うんですが、とんだ災難ですなぁ。

まぁ、混乱を招く名前をペットにするのは気をつけましょうってことで。

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