1976年から1994年までの18年に渡り、中京テレビ制作ながら全国放送されていた「お笑いマンガ道場」(※当初は中京ローカルの番組で、1997年4月から全国放送)。コ○助も幼少の折から、鈴木義司、富永一朗、車だん吉、川島なお美らによるバカバカしくもおかしいやり取りを楽しみにしていたファンの一人なりが、18年という長い歴史を持つだけに、同世代の人なら「お笑いマンガ道場」に対しては何らかの思い出を持つ人が多いと思うなりよ。
放送終了からもう10年以上が経過しているなりが、この間、何度となく復活を望む声はファンから聞こえてきていたなりね。ただ、司会を務めていた柏村武昭は自民党所属の参議院議員となり、番組を支えていたマンガ家の鈴木義司は2004年7月に他界。川島なお美は「お笑いマンガ道場」に出演していた過去を封印しようとしているとも伝えられ、もう当時のメンバーが集うことは決してあり得ず、不完全なカタチでの復活は望まないという声も次第に強まっていたなりね。
ところが。12年の時を越え、来年のお正月特番(1月4日放送)として「お笑いマンガ道場」が復活することになったというなり。中日スポーツによると、「(中京テレビの)新番組会議で、『お絵描き』をテーマにした企画が発案され、自社の『お笑いマンガ道場』を新しく見せたら面白いんじゃないかと、全会一致で決定した」のだとか。なるほど、「お絵描き」がテーマならば、中京テレビの「資産」である「お笑いマンガ道場」を活かさない手はないなりよね。
ただ、その復活の在り方には、古くからのファンは戸惑いそうなりよ。司会に起用されるのは柏村武昭ではなく、ロンドンブーツ1号2号の田村淳。出演するパネリストには、「お笑いマンガ道場」の出演者の姿はなく、同じくロンドンブーツ1号2号の田村亮、磯野貴理子、松本伊代、渡辺裕之らを予定しているというなりね。うーむ、あくまでも「お笑いマンガ道場」の企画・コンセプトを元にした、全く新しいバラエティ番組になってしまうなりね……。タイトルもまだ仮ながら、「芸能界マンガ王決定戦」と、なんだか趣が異なる印象なり。
もちろん、「『お笑いマンガ道場』の復活」を謳う以上、中京テレビの村井清隆プロデューサーも「『お笑いマンガ道場』を見てくださっていた方にも、どこかであの空気を感じてもらえる要素をのせたいと思います」と、ファンを裏切らないカタチでの番組作りは目指している様子。最初は特番からなりが、将来的にはレギュラー番組化も視野に入れているということなので、どの程度「お笑いマンガ道場」のテイストを残しつつ、新しい番組に生まれ変わらせているのか、チェックする必要がありそうなり。「お笑いマンガ道場」を見ていた人は、ぜひ正月特番を見てみて下さいませ。