吉本興業が手がけるレンタル専用「月刊DVDよしもと本物流」。

2005/11/29 16:29 Written by コ○助

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世のお笑いブームの中で、最も元気な会社といえばやはり吉本興業。11月16日に発表した2006年3月期の9月中間連結決算ではレイザーラモンHGなどの活躍も手伝って過去最高の業績を記録しているなりよ。その数字は売上高が前年同期比32.8%増の224億3,600万円、営業利益は同87.0%増の31億6,900万円と、単なる「好調」ではなく、「絶好調」と言うに相応しい業績が続いているなりね。

そんな吉本興業が7月から手がけているレンタル専用のDVDをご存知なりか? 大手のレンタルチェーンにも置いてあるようなのですでに目にした人も多いかもしれないなりが、「月刊DVDよしもと本物流 赤版」と「同 青版」の2種類のオリジナルDVDが毎月出荷されているなりよ。お笑いのDVDは1本あたり7,000枚売るのが限界と言われているようなりが、「月刊DVDよしもと本物流」は今のところ評判も上々で、「赤版」「青版」合わせて約1万枚が出荷されているというなり。

吉本興業がレンタル専用のDVDを手がけた背景には、圧倒的な数のお笑い芸人を抱えているものの、既存媒体に露出できる芸人は一握りしかいない、という事情があるなり。地上波放送しかテレビが無かった時代に比べれば、今はBS、CS、インターネット、携帯電話などさまざまな映像媒体が増えているなりが、それでもまだまだ露出できずに伸び悩んでいる芸人は多いなりね。そうした若手にチャンスを与える意味と、さらには来るべきますますの映像社会の到来に備え、認知度を向上させておく意味を込めてレンタル専用DVDという新しい分野に切り込むことになったわけなり。

では、「月刊DVDよしもと本物流」はどのような内容のDVDなのか、これまでリリースされているものの中から、いくつかコンテンツを抜粋してみることにするなり。

・ロンドンブーツと若手芸人のトーク企画「天下取り指南」。
・木村祐一による若手芸人の楽屋訪問企画「木村庵」。
・ロバートや千鳥などの芸人がネタを披露する「ネタ下ろし劇場」。
・芸人がショートムービーの監督を務める「神保町吉本シネマ館」。
・若手芸人自らが描いた4コママンガを披露する「漫画王」。
・若手芸人が自宅にカメラを持ち込み紹介する「Rooms」。
・常識破りの企画に若手芸人が挑戦する「今月の超人」。
・与えられた15秒の中で笑いを創り出す「15秒劇場」。

こうして見ると、いかにも若手っぽい企画から、すでに人気のある芸人と若手を絡めた企画まで、結構いろいろな内容となっているなりね。若手といっても、ロバートやインパルス、千鳥、森三中、次長課長、ケンドーコバヤシといったおなじみの名前がズラリと並んでいるので、決してインディーズっぽいノリで作られているわけでは無さそうなりよ。面白いかどうかは別にして、一度は見てみても良いかもしれないなりね。

お笑い好きな人は、レンタル店に行った際にぜひチェックしてみてくださいなり。

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