富士通開発陣が語る「F902i」イメージチェンジの理由。

2005/11/23 11:50 Written by コ○助

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今年の冬モデルとしてNTTドコモの「902i」シリーズの中で、特に目を引いたのが富士通製の「F902i」。指紋認証機能を先駆けて搭載するなど、富士通の端末が高機能なのは認知されていても、デザイン面がそれほどユーザーには受け入れられず、これまであまり人気機種になることは無かったなりよね。ところが、最新機種の「F902i」はデザイン面に力を入れたことが一目瞭然。従来の富士通の端末とはガラリと趣を変え、変な野暮ったさがない、洗練されたデザインに仕上がっているなり。コ○助も発表会の席で実機を見て以来、「902i」シリーズの中では最も気になる機種なりよ。

そんな「F902i」がなぜ大胆なイメージチェンジを図ったのか、その理由や設計思想を開発陣に聞いたインタビューがITmediaに出ているなり。これまで富士通の端末には興味を持っていなかったNTTドコモユーザーの中にも、きっと生まれ変わった「F902i」が気になっている人は少なくないはず。購入の際に参考になりそうなので、少し見ておくことにするなりね。

「今回、カタログなどの製品紹介資料やデザインを含め、富士通の姿勢がだいぶ変わった」
「(F902iの開発に当たって)第1に考えたのが『やっぱり携帯電話ってデザインだよね』という点。『それなら、今回はとことんデザインにこだわろうじゃないか』と、開発がスタートした」
「(背面ディスプレイは)単にフラットなだけでは面白みがないので、ワンポイントのアクセントを置くことは決まっていた。さまざまなアイデアがあったが、一番シンプルかつメッセージ性の強い『丸窓』を採用した」
「文字が大きくて見やすいだけでなく、上質で洗練された知性を感じさせる。このコンセプトに適したフォントはモリサワのリュウミンではないだろうか──そんな想いから採用した」

「とことんデザインにこだわる」というだけあって、単に外観のデザインに力を入れただけでなく、背面ディスプレイの表示方法やメニュー画面、そしてフォントに至るまでデザインの手が加えられているなりよ。個人的にはフォントがかなり新鮮。「F902i」にはアドバンスモードなるモードが用意されており、これに変更するとフォントがモリサワのリュウミン(明朝体)に切り替わるなりが、文字の美しさには定評のあるモリサワのリュウミンだけに、ただフォントが変わっただけでも高級感がグッと演出されるなりね。これは一度は実機で見てもらいたい部分なり。

これまでNTTドコモへの端末供給メーカーの中で比較的地味な存在だった富士通が、存在感を発揮するための「改革」を断行してきたのは、ほかのメーカーにも良い意味で競争心を煽ることに繋がりそう。auに比べるとデザイン面でやや劣るとの印象が定着してしまったNTTドコモだけに、新たな刺激が加わるのは良いことなりよね。デザインの優れた端末の充実に期待したいものなり。

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