携帯新規参入キャリアへの期待、「BBモバイル」が77.9%。

2005/11/17 22:21 Written by コ○助

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先日、携帯電話事業への新規参入を申請していた3社(BBモバイル、イー・モバイル、アイピーモバイル)に総務省から免許が交付され、正式に来年からの新規参入が認可されたという話題をお伝えしたなりが、早くもユーザーがどのキャリアに対して期待をかけているかについてアイシェアが調査を行っているなりよ。まだ各キャリアのサービスや端末、料金体系などの細かい概要が見えない中ではあるものの、第一印象での期待感がどの程度のものなのか、調査結果を少し見ておくことにするなり。

まず、「どこのキャリアに期待してますか?(新規参入キャリアのみ)」との質問に対し、最も期待が高かったのはBBモバイルの77.9%。次いでイー・モバイルの16.5%、アイピーモバイルの5.6%と続くなりが、これだけBBモバイルが突出しているのは、やはり「Yahoo! BB」で完全に「価格破壊」のイメージが定着したソフトバンクグループへの期待の大きさの現れなりか。この調査結果を見る限りでは、3社は同じ2006年新規参入組とはいえ、早くもスタートラインが同じでは無いことが浮き彫りとなっていると言えそうなり。アイピーモバイルはもう少し知名度を上げる必要がありそう。

次に、「どこのキャリアに期待してますか?(既存・新規併せて)」との質問も用意されているなりが、これがなかなか痛烈な結果となっているなりよ。最も期待が高かったのはNTTドコモの24.8%なりが、auも22.8%と肉薄。次は当然ボーダフォンかと思いきや、BBモバイルが続き、以下は「期待していない」、ボーダフォン、イー・モバイル、アイピーモバイルと続くなりね。ボーダフォンは「LOVE定額」の導入でやや盛り返し始めているようにも見えるなりが、まだまだユーザーからはシビアな視線が注がれているようなり。

ちなみに、既存キャリアの満足度に関しても調査が行われているなりが、「満足している」と答えたユーザーはNTTドコモが73.3%、auが86.6%、ボーダフォンが57.2%。この数字を見るだけでも、ボーダフォンの厳しい現状が分かるなりよね。ユーザーの評価が変わらぬまま、新規参入、そして番号ポータビリティと携帯業界の地殻変動の波を迎えた場合、最もダメージを受けるのはボーダフォンになるのかも。そうならないためにも、今のうちにNTTドコモやauを凌駕するような魅力を打ち立てなければならないなり。

既存3キャリアに新規参入の3キャリアを加えた6キャリア、皆さんはどのキャリアに期待するなりか?

☆新規参入3キャリアのサービス概要
[BBモバイル]
提供サービス:音声及びデータ通信
採用する方式:W-CDMA方式
サービス開始:2007年4月1日
運用開始5年後の加入者数見込み:669万
人口カバー率50%到達予定年度:関東→2006年度、その他→2007年度

[イー・モバイル]
提供サービス:音声及びデータ通信
採用する方式:W-CDMA方式
サービス開始:2007年3月15日
運用開始5年後の加入者数見込み:505万
人口カバー率50%到達予定年度:関東→2006年度、その他→2007年度

[アイピーモバイル]
提供サービス:データ通信
採用する方式:TD-CDMA方式
サービス開始:2006年10月1日
運用開始5年後の加入者数見込み:1,160万
人口カバー率50%到達予定年度:関東、東海及び近畿→2007年度、その他→認定から5年以内

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