ジョン・レノンの楽曲がダウンロード販売開始。

2005/11/11 09:15 Written by コジマ

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最も偉大なミュージシャンとして、今でも世界中の多くの人に愛されているジョン・レノン。没後25周年を迎える来月に、ソロ時代の楽曲全曲がヤフー・ミュージックやナプスターでダウンロード販売が開始されるそうなのだ。現在、ポール・マッカートニーの最新アルバム「カオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード」以外のビートルズ関連曲のダウンロード販売は行われていないけれど、これを機にビートルズの楽曲も手軽にネット購入できるようになるかもしれないのだ。

先月9日に生誕65周年、来月8日に没後25周年を迎える今年も、10月に日本で夫人のオノ・ヨーコや息子のショーン・レノンも参加したトリビュートライブが開催されたり、プリンセス天功が映画「イマジン」でジョンが運転していた自動車を落札したり、先日はジョンを射殺したマーク・チャップマンを描いた映画「Chapter 27」の制作が発表されるなど、 まだまだ話題が尽きないのだ。 そんななか、ソロ時代の楽曲全曲がYahoo! Music UnlimitedNapsterRhapsodyMSN MusicEMI Musicなどで、英国で来月5日、米国では6日からダウンロード販売が開始されるのだ。

ちなみに、ビートルズのメンバーやオノ・ヨーコのプラスティック・オノ・バンドが所属するレコード会社アップル・レコード(EMI傘下)と商標(ロゴマーク)をめぐって係争中のアップル・コンピュータが運営するiTunes Music Storeでは提供しないようなのだ。アップル・レコードが商標について1981年に提訴し、アップル・コンピュータが「コンピュータ関連にしか使用しない」という合意がなされたのだけれど、アップル・コンピュータの音楽事業参入によりこの合意が破られたため係争再発したのだ。アップル・コンピュータは合意がなされた当時、音楽事業への参入なんて夢にも思わなかっただろうなあ。

すでに7日に上記のレーベルから、9月に発売された3枚目となるベストアルバム「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」(これがあまり評判よくないのだ)のダウンロード販売が開始されているけれど、このダウンロード販売について故人であるジョン・レノンはどのように考えるだろうと思っていると、ITmediaにオノ・ヨーコのコメントが掲載されていたのだ。

「新しい世代の音楽ファンがジョンの音楽を入手できることを非常にうれしく思っています。新しいテクノロジーはジョンがいつも気にかけており、これはきっと好きになっていたでしょう。コミュニケーションのための新しい手段が開発され、提供されたとしたら絶対に使いたがったはずです。今、ジョンが世界のためにどのようなことで貢献してきたかを思い出すこと、それが重要だと考えます。ジョンの音楽を今でも愛してくれている人たちのために、そしてこれからジョンの音楽の世界に入っていこうという人たちのために、このことは新しい世界を開き、その世界ではみんながジョンの音楽を改めて深く知ることができるのです」

本当のところ、ジョン・レノンがどう思うかはわからないけれど、彼が常人では考えられないほど愛し抜いたオノ・ヨーコが容認しているなら、ジョンも同意するだろうなあ。うーん、久しぶりにジョン・レノンとビートルズの曲が聴きたくなってきたのだ。

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