「水うがい」は風邪に効果、発症の4割を抑える。

2005/10/31 20:55 Written by コ○助

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季節の変わり目ゆえ、周囲には風邪を引いてしまった人も多いなりが、皆さんは風邪の対策、しっかりとしているなりか? コ○助は「寒いのに布団をかけていなかった」「窓を開けっ放しで寝てしまった」など、自ら凡ミスを犯したケース以外は、ここ何年かはほとんど風邪らしい風邪を引いていないなりよ。しっかりとした対策をしているわけでは無いなりが、ひとつ思い付くのは、2年ほど前から意識的にうがいをしていること。以前は外出先から帰宅してもうがいをする習慣が身に付いていなかったものの、常に人混みに晒され、空気の悪い六本木に引っ越してからは必ずうがいをするようにしているなりね。

うがいをしないよりは、したほうが良い。それは子どもの頃からの経験で分かってはいるものの、なかなか習慣化するのは面倒なもの。コ○助も「街の空気が明らかに汚い」という外的要因がなければ、今なお習慣化には至らなかったかもしれないなり。まあ結果として意識が高まり、風邪を引くことなく体調万全で過ごせているので、空気の悪いところに引っ越して万々歳といった感じなり(何か違う気もするなりが)。

さて、うがいがどれほど大事なことなのか。京都大学の研究チームがうがいに関する調査結果を行ったなりよ。なかなか興味深い内容だったので、少し見ておくことにするなりね。

・調査対象は18〜65歳の男女計約400人。
・「1日3回以上、水でうがいする」「1日3回以上、薬でうがいする」「うがいしない」の3つのグループに分けて調査。
・1か月に100人中何人が風邪を引いたかを換算すると、「水うがい」グループは17人、「薬うがい」グループは23.6人、「うがいしない」グループは26.4人だった。
・水うがいすると、しない場合に比べ風邪は36%抑えられた。

ということで、うがいをしたほうが風邪を引きにくいのは一目瞭然。それよりも驚きなのは、「薬うがい」よりも「水うがい」のほうが風邪予防には効果があったこと。つまり、「薬うがい」はさほど意味がないとも言えるわけなりか。調査にあたった川村孝教授は「風邪をひいたあとの消毒効果は否定していないが、予防効果が認められなかったのは意外。粘膜細胞への作用なども考えないといけないのかも知れない」(京都新聞)とコメントしているなり。

ちなみに、ヨード液を主成分とするうがい薬でトップシェアを誇る明治製菓(「イソジン」を製造・販売)は毎日新聞の取材に対して、「のどを殺菌・消毒・洗浄する治療薬であり、風邪予防の効能はもともとPRしていない」と、もともと予防効果は無いと明言しているなりね。あくまでも風邪を引いたあとの治療薬ということなので、その辺は使い方を誤らぬようお気を付けを。

何はともあれ、まずはうがい。水はもちろん、緑茶でのうがいは効果バッチリなので、皆さんも風邪を引かぬよう、うがいを励行していきましょうなり。

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