阪神の井川慶投手、「丸刈り」でメジャー移籍直訴へ。

2005/10/27 14:16 Written by コ○助

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もはや毎オフの恒例行事となった感もあるなりが、今年もやはり阪神の井川慶投手はポスティングシステムによるメジャー移籍を球団に直訴する構えのようで、早ければ週明けにも弁護士同席のもと記者会見を開き、態度表明をする考えであるとスポーツ各紙が報じているなり。その際には、ファンの反感を和らげると共に、井川投手の決意の強さを示すために自慢の(?)長髪を丸刈りにして臨むというなりよ。今どき「丸刈り」が誠意を表現することに繋がるのかは微妙なところなりが、昨オフ以上に本気度が高いとのアピールと見られているなりね。

井川投手が今シーズンで阪神のユニフォームを脱ぐ決意を固めているのは、すでに周知の事実。今月頭には自身の公式ページ上で「有終の美を飾りたい」「思い出深い試合もたくさんありました」「ずっと甲子園で投げてきたその思い出を胸に」「悔いのないピッチングをして終わりたい」と、阪神でのプレーを総括するかのような内容のコメントを掲載し、波紋を投げかけていたなりよ。まだシーズン中の、やや先走りなコメントには批判的な意見が大勢を占めていたなりね。

ファンの間では、シーズン中からエースとは思えない背信投球の数々、胴上げ不参加などの球団への忠誠心の低さ、数年来のメジャー移籍志願騒動による不信感などから、「もう勝手に行けば」というムードが漂っているなり。実力があり、実績を残していながら、ファンから反感を買ったままメジャー移籍を強行しようとしている井川投手。もちろん、現行のルールに従ってFA権を取得するまで待っていれば選手としてのピークを過ぎてしまうという井川投手の焦りも分からなくは無いなりよ。でも、すべての選手が同じルールの下でプレーしている以上、権利も無いのに主張をゴリ押しするのはいかがなものかと。「夢への挑戦」である以上、「本音を言えば応援したい気持ちもある」というファンも少なくないなりが、球団やファンと摩擦を起こしながら移籍を強行しようというやり方は、決して褒められるものでは無いなりよね。

ちなみに阪神の公式ページにある掲示板には、井川投手のメジャー志願に対する意見が続々と書き込まれているなりが、「メジャーでもどこでも行っちまえ」「自分の都合の良い時だけ『丸刈り』なんて勝手過ぎる」「もうどうでもいい」「うんざり」と厳しい言葉の数々が並んでいるなりよ。ザッと見た限りでは、井川投手を心から応援しようというファンの書き込みは皆無。ファンの気持ちを逆なでする態度や言動を続けてきた井川投手には愛想が尽きたといった感じなりか。

球団側はポスティングシステムによるメジャー移籍の前例を作りたくないとの姿勢から、今オフも井川投手の要望を突っぱねる構え。ただ、FA権を行使することが確実視されている左腕の野口茂樹投手(中日)の獲得に乗り出す方針であることから、これは井川投手が抜けた穴を埋めるための補強との見方もあるなりよ。仮に野口投手を獲得できた場合には、井川投手のメジャー移籍騒動が急展開する可能性は否定できないなりね。

いずれにしても、まずは井川投手の正式表明を待ちたいところ。どのような言葉で、どのようなことが語られるのか。記者会見が楽しみなり。

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