阪神が3年ぶりにFA補強、中日の野口茂樹投手獲得に名乗り。

2005/10/09 11:43 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


星野仙一監督時代の2002年オフに広島から金本知憲外野手を獲得して以降、あまり補強ポイントにマッチした選手がいなかったことからFA補強を見送ってきた阪神なりが、今オフは3年ぶりにFA補強に乗り出す方針を固めたようなりよ。今年は穴のない完璧に近い戦力でセ・リーグを制覇したなりが、さらなる補強でV2を目指すことになるなりね。

今オフにFA権を行使すると見られる選手の中で、阪神が最上位にリストアップしているのは中日の野口茂樹投手。最優秀防御率(1998年、2001年)、MVP(1999年)、最多奪三振(2001年)、ゴールデングラブ賞(2001年)と、かつては「セ・リーグ最高級の左腕」の名を欲しいままにしていた野口投手なりが、2004年以降の落合監督の構想から完全に外れてしまい、昨年オフにはトレード要員を通告されるなど、不遇な状況が続いているなりね。今季は3勝6敗、防御率4.00の成績(昨季は4勝8敗、防御率5.65)で首脳陣の期待を裏切っており、来季の戦力構想に入るかどうかは微妙なところ。野口投手自身も環境を変えて復活を目指したいとの希望を持っていることから、FA権を行使することが確実視されているなりよ。

参考までに、野口投手のこれまでの成績を簡単に振り返っておくと。

1993年 一軍出場なし
1994年 8試合、0勝0敗、防御率2.53
1995年 30試合、3勝10敗、防御率4.80
1996年 21試合、5勝5敗、防御率3.23
1997年 11試合、0勝1敗、防御率6.57
1998年 27試合、14勝9敗、防御率2.34
1999年 29試合、19勝7敗、防御率2.65
2000年 33試合、9勝11敗、防御率4.63
2001年 26試合、12勝9敗、防御率2.46
2002年 5試合、2勝1敗、防御率5.00
2003年 29試合、9勝11敗、防御率4.55
2004年 17試合、4勝8敗、防御率5.65
2005年 13試合、3勝6敗、防御率4.00

成績にムラがあるのは確かなりが、けが無くコンスタントに登板機会を与えてあげれば、まだまだ活躍できる力はあるはず。阪神はエースの井川慶投手がメジャーに移籍する可能性があるため、左腕の補強が急務なりよ。そういう意味では、実績と実力を兼ね備えた野口投手に白羽の矢が立つのは当然の流れなりね。

ただ、野口投手を巡っては巨人も獲得に名乗りを上げると見られているなり。昨年オフ、中日と巨人の間で野口投手と清原和博内野手のトレードが画策されたなりが、清原選手の巨人残留の意思が強いことから破談になった経緯があるなりね。そのため、巨人にしてみれば野口投手は2年越しの「恋人」。FA選手となれば獲得に動くのはほぼ間違いないなりね。

野口投手を巡る「阪神−巨人戦」。どちらが野口投手のハートを射止めるのか、注目しておきたいところなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.